硝子戸の外へ。

優しい世界になるようにと、のんびり書き綴っています。

恋物語。105

2021-08-29 17:27:14 | 小説
(ありがとうございます。)

(なんで急に他人行儀なんだよw)

(いや、ここはきちんとしておかなければと思いまして)

(www)

(バカにしてる? )

(してないよw )

そんなの知ってるよ。でなきゃ、仲良くなんてできなかったよ。

(分かってたよ。川島君そんな人じゃないもの)

(大学に合格したら、マックでお祝いしよう)

ふふっ。うれしいなぁ。でも、ここは、ちょっといぢっちゃおっかな。

(そういう時は、リストランテ・アサヒナで、ディナーでしょwww)

(お金ないのを知ってるくせに )

ふふふっ。やっぱり楽しいな。

(うそでーす! )

(じゃあ、マックでお祝いね。スベったら、知らないから)

言うねぇ。じゃあ、これでどうかな。

( (´・ω`・)エッ? )

(知りませんよwww とにかくベストを尽くせ! )

真面目だなぁ。けれど、川島君、私の気持ちを察してくれたんだ。すごく、うれしいよ。
私も頑張らなきゃね。

(分かった。ベストを尽くすよ。色々ありがとうね)

(うん。僕も良い経験になった。じゃあ、再び数学の勉強に没頭するよ)

もう、気持ち、切り替えられたのかな? そういう所、凄いなぁ。

(おおおおおっ。まじめーww)

(うるさいよwww)

楽しいけど、これ以上、甘えてちゃあ、川島君の足を引っ張っちゃうだけだ。

(おじゃましましたwww じゃあ、また学校で)

(うん。平川も参考書、開けよ! )

( (‘’◇’’)ゞ )

( (`・ω・´)ゞ )

「ふぅ~。なんとか、伝えられたかなぁ」

ヘンな汗かいちゃった。自分の気持に従って、相手の気持ちを絶つって、本当に苦しい。
それでも、最後まで優しかったなぁ、川島君。いつか、今日の事を想い出した時、これで良かったと思えるように頑張らなければ。

さぁて、つぎは、きららへの報告だ。