お見舞い申し上げます。
広島での大規模な土砂災害
亡くなった方々の御冥福を心よりお祈り致します。
救助活動や復旧作業が速やかに行われますように。
被災地の方々の心身の痛みが酷くなりませんように。
安心してゆっくり眠れる安全な日本でありますように。
『痛みを知る』
今日は主治医の受診日でした。
先週水曜日から糖尿病の血糖降下剤エクアを朝一錠に減薬しましたが、
朝の血糖値は105と『絶好調!』
今日から血糖値を下げる薬は、朝、昼、夕食前のボグリボースと朝食後のエクアで行くことになりました。
インシュリンを打つとたちまち低血糖を起こしてしまう私の血糖コントロールはとても難しい。
高血糖で血糖値が600以上あって、自宅の検査器では測定不能の状態で病院に運んでもらったら脱力を起こして、即入院。
眼の前が暗くなって、慌ててブドウ糖を口にして辛うじて自分で測定したら低血糖になっていて血糖値55で即入院などまるでジェットコースターのようです。
糖尿病には血糖測定器と言う医療機器があって、血糖値を簡単に測定出来ます。
ですから患者も医師もある程度の目安をつけることは可能です。
但し患者に依って適正な数値は異なりますので、余り測定値にばかり視点を置くのは危険だと思います。
今日、私が問題にしたいのは痛みの測定です。
痛みの感じ方は人それぞれですから、とても難しい問題を含んでいます。
例えば出産ですが、同じ人間でもお産毎に痛さが違います。
私の場合、長男は初産ですから勿論痛かったのですが、出産の喜びで痛みをすっかり忘れてしまっています。でないと二人も三人も産めませんからね……
次男の時はとても楽でした。
が三男の時には大変な難産でした。
もし最初のお産が難産だったら、私は一人息子の母だったと思います。
痛みを和らげる為に色々な方法が研究されているにもかかわらず、
痛みの測定器が余り普及していないのは、日本人の我慢強さが関係しているのかなと思う時があります。
骨折や、出血等目に見える場合は医者も看護師も患者の痛みが良く理解出来て適切な処置が出来ますが、眼に見えない痛みは患者持ちなのです。
ましてや血液検査で異常無しともなると、嘘つき。大袈裟。怠け者。
保険詐欺。などと言うことになります。
困ったことに本当にそう言う悪い連中がいるので、余計話が厄介になります。
私も交通事故で救急車で最初に運ばれた医者の「どこも悪く無い!」の言葉で随分遠回りをして来ました。
私自身の経験ですが、激しい疼痛は、繰り返し頭の中から湧き上がって来るのです。ぶつけた。転んだ。と言う事実が無いのに真夜中痛さが左眼の奥から吹き出して来て、ガラスの破片が身体中グルグル回っているような感じなのです。
最初私の異変を感じたのは夫です。
就寝中
Г大丈夫?今呻いていたけれど……‥」と起こされました。
心配するので、それ迄夫にも隠していましたが、
Г実は……‥」と言うことで再び私の痛みの治療が始まったのです。
続く
人の痛みは分かり難いものです。
まして心の痛みは、優しい心と確かな眼。
穏やかな人間関係と深い思考力。
豊かな感性。経験。時間がないと理解するのが難しい…‥…‥