がれる
『 がれる』と言う言葉が他でも使われていないかと思って、検索して見ました。
その結果
驚くような使い方を見つけました!
『がれる』は 現在でも
うまやことば=厩舎で使われる言葉
として使われている様なのです。
JRA 競馬用語辞典
ガレる=がれる
疲労がつもって体重が減り、毛づやはさえず体調が低下している状態のこと。
または何かの理由で飼葉(かいば)を食わなくなり、体が細くなったときにГ体がガレている」といったように使う。
昨日ブログで飼っている馬がと書こうとしましたが、たしか猟犬でも使っていたように記憶していましたので、生き物と書きました。
明治30年生まれの私の祖父は、県立の農学校を卒業後、農茶業を営む傍ら、伯楽(ぱくろう)の免許も持っていました。
東北の南部地方迄馬の買い付けに行き、近隣の人々に農耕用や運搬用の馬として売ったり、
獣医のように病気を治したりしていました。
生家にはかなり立派な馬小屋があり、厩 には、馬方さんや、住み込みの馬の手入れをする使用人たちが住んでいました。
私も鞍の上に乗せてもらって祖父と一緒に散歩したり、飼い葉にする藁を運んだりして、家族の一員の様にして、過ごしました。
昭和36年、私が小学三年生の時に祖父が亡くなって馬はいなくなりました。が平成30年の現在でも
馬頭観音様を祀って、愛馬たちを供養しています!
根方街道には、頼朝が馬を停めた椎の木等があり、馬とは切っても切れない縁があります。
戦国時代は騎馬隊としての馬の需要。
江戸時代には参勤交代用の見栄えの良い馬も飼育していて、
東海道五十三次の原宿の本陣に馬を出していたように聞いています。
『がれる』は、ひょっとしたら、 根方地方の方言と言うよりも、製茶工場や厩で働いていた
南部地方出身者の季節労務者とか、厩関係者の使っていた言葉を、
私が故郷の方言だと思って来たのかも知れませんね…
茶畑ががれると言う表現は、馬ががれるから派生した弱った状態を表す表現。
『がれる』は、馬が語源の言葉だったようです!!
2018年5月
電線に拠る電線病?
鉄塔に刺された激痛により、かなりガレた富士山。
いたわしい姿です。
第二東名の下を通る一般道から見た富士山。
情けなさすぎ●
電線病の富士山●