夢見るタンポポおばさん

富士山麓の風景、花の写真。エッセイ。

大切なものは何ですか?

2020-03-14 21:00:55 | 日記・エッセイ・コラム

大切なものは何ですか?

コロナウィルス感染の世界的な蔓延により

今、

   一番大切なものは何ですか?

と言う問いを突きつけられていると思います。

  東日本大震災の時にも、大きな地震の後

津波を警戒して即高い場所に避難した人。

 規則や仕事、家族や家等を守る為に犠牲になられた方々。

 災害時には、即時に究極の判断を迫られます。

      風水害では、避難すべきか、家に留まるべきか。

家が火事の時には、逃げるに決まっています。

が、

『未だ大丈夫』と思って、『大切だ』と本人が思っている品物を取りに引き返して

結局品物と一緒に本人も焼死。と言う話は昔から聞きます。

 

大切なものと必要なもの

    断捨離

最近は断捨離と言う言葉が流行っていて、鬱陶しいです。

 捨てる前に、そんなに物を増やさなければ良い。

必要十分な量を把握して、自分たちの生活に適した品物を適切な数量

購入すれば家に物が溢れる事も無いと思うのですが、

如何でしょうか?

我が家でも、平成の始め位迄は、

冠婚葬祭のお返しやお中元、御歳暮等で押し入れに物が溢れ返っていました。

趣味の合わない器を始め不要なシーツやバスタオル等

バザーの品物として活用!?

決して断捨離した訳ではありません(笑)

バザーで買った人がいるのですから、捨てたのではないですね………

 

コロナウィルス蔓延により、

人間の生活にとって、絶対に必要不可欠な部分を除いて、

今まで当たり前だと思っていた事までが

かなりの部分で中止になったり、やり方を変更されています。

学校関連は特に困ったと思います。

子供たちに学校での勉強は必要だと思います

が、子供たちの命を守る為にとか上から突然言われると、

命よりも勉強が大切だとは反論出来ない自分がいます。

 

各種スポーツ大会も然り。

春の選抜甲子園大会。私が昔教師だった加藤学園の初出場をとても楽しみにしていたので

開催中止はとても残念です。

ずっと頑張って来た生徒たち、指導者、長い間応援して来た周囲の方々。

関係者の方々の無念を思うと私も心穏やかではいられません。

でも、万が一、大会で何かあったらと思うと、仕方が無いのかなと思います。

当事者にとっては『仕方が無い』と万が一、万、万が一の究極の選択です。

 

火事の自宅に大切なものを取りに帰るか、逃げるか!?

  大会中止の報を聞いた加藤学園の生徒たちが泣き崩れた後、夏の大会を目指して頑張って練習しますと言っていたと新聞で読みました。

命が助かれば、次に進めます。