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日本を作る情熱こそ!◆三井不動産・江戸英雄の決断とTDL◆

2010-09-03 12:42:54 | 日記
こんにちは

この週末、就活生でTDLに遊びに行くなら
どうしても知っておいて欲しいことがあります。


TDLがどうしてそこにあるのだろう


あたりまえのように感じていることに
疑問を感じてみるのも
ときには必要なことかなと思います。

「仕事の情熱」ということで書いてみますね。


◆安定したところに未来はないんだ。


※※

ビル事業には限界がある。日本経済の動向からして
どうしても深い港、大きな埋立地を必要としている。
なんとしてもやらねば・・

という江戸の発言に対し、三井不動産の首脳陣のみならず
三井系各社の経営陣のほとんど全部が反対した。

「ビル事業さえやっていれば安全でのんきにいける」

「何を好き好んで埋め立て事業などやるのか!」

※※
邑井操「決断の法則」三笠書房1984年より

以下引き続き同書から。

※※

日本は資源小国だ。原材料輸入と加工品輸出によって
生きなければならない日本経済にとって、臨海工業地帯の
造成こそたいせつである。


江戸英雄の強い主張はついに反対を押し切った。
この決断は三井不動産として新しい歴史の第一歩を踏ませたのである。

※※


◆江戸英雄は一歩も引かず。


三井不動産はもともと三井家の財産管理という側面をもつ
同族色の濃い会社として昭和16年に誕生しました。


三井系の企業経営者たちが
「ビル事業さえやっていれば安全でのんきにいける」
とつぶやいたのはこういう背景事情によるものでしょう。


昭和20年の敗戦後、社長に就任した江戸英雄(1903-1997)は
そうした三井系の同社幹部の体質に一歩もひかずに


『日本』を復興させねばならん


という信念の繰り返しで対抗しました。

これが京葉工業地帯の埋め立て事業化につながり
後のオリエンタルランドの設立からTDLに結びついてきます。



『江戸』さんが『昭和』に踏み出した第一歩を
『平成』生まれの就活生がTDLで満喫できるということですね。



◆広い視野に基づいた情熱はけっして消えない。


普通の経営者は

・会社をどうしても立て直さなければいけない。
・そのために新しい事業を・・

で自分の信念を主張します。それも必要なことですが


多くの人を納得させるために
長期にわたって信念を貫くうえでもっと大切なことは

個人や会社を超えた
視野の広い考え方に基づく情熱なのかもしれません。


江戸英雄は三井不動産の「安全でのんきにいける」
事業体質のままであれば

戦後の荒波の中で会社が一本立ちできないこと
を痛感していました。



安全でのんきなことは
結局、何も安全なことではないのだ
ということでしょう。



◆ステキな未来の日本にしていきたい。


就活生の本人や親の本音は
「安定した大きな会社に就職したい」ということです。


それはかっての三井不動産の
「安全でのんきにいける」事業体質と同じことなのかもしれません。


江戸英雄のような人がいなければ埋め立て事業は進まずに
今の我々はTDLに遊びにいけなかったのですよね。


安定を求める人もいれば、そうではない人もいます。
どちらのほうが、より世の中がステキになるのか。

日本がステキになるのか。


私は日本がステキになるように

日本の経済を拡大させるぞ!という方向の中に
自分自身の夢ややりがい、生きがいをリンクさせて
世の中にデビューする(就活)ような

『広い視野に基づいた情熱』が
どちらかといえばステキなものだなと思うのです。



ではよい週末を!