フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

ワンワン忠臣蔵

2008-11-27 19:56:24 | Weblog
厚生省の元事務次官経験者やその家族を殺傷した犯人の男が、動機としてあげているのが37年前自分が飼ってた犬が保健所に殺された恨みと言っているのが、マスコミや似非文化人他には、理解できないと報道されていた。たかが犬のことをというニュアンスが強かった。本当にそうなんだろうか。されど、犬の部分でとらえる識者はいなかったのかしら。一応にマスコミは、動機が分からない報道でしたね。確かに、ターゲットとされた人側から見れば、何故オレが?と言う考え方で行けば分からないのですが、社会へ対しての復讐と考えれば、この彼が行動をとった理由はわからなくもない。純粋に犬の仇討ち!義憤、赤穂浪士気取りで計画を思いついたとき、吉良は、高級官僚ではないといけないとキャスティングしたのではないだろうか?敵の元は保健所、いやいや、家族だったオレの犬の仇討ちに保健所辺りの小物では役不足だ。退職した厚生省の大物が吉良にふさわしいと思ったのではないだろうか。まるで、ワンワン忠臣蔵だなと思った。あのとき、保健所の職員が、子供だと思わず、誠実な対応をしていれば、この事件は起きなかっただろうに。人生の歯車の狂いって何時、どこで、どんな姿で現れるか分からないから、なるべく、人には
誠実に親切に生きなきゃいけないね。「この、動機が、無茶苦茶で、理解できませんね」とたかが犬発言を繰り返す報道番組のCM時間に「ペットは家族の一員です。大切な命を
守りましょう」xxxx機構なんてされど犬的発想のメッセージが流されてるのにマスコミは、人間優位の見解から、この事件を解明していくのだろうか。そのスタンスでは、納得のいく報道はされないだろう。後は、実しやかに、いつもの如くそれなりのシナリオかいて、お開きかな。もちろん、無理やり吉良の役回りをやらされた被害者は、納得いかないだろうし、彼の言ってることも分からないだろう。そして、彼のしたことは、許されざることだと思う。しかし、されど犬の部分で、今でも、毎日何頭もの犬猫が処分されRているという現実に少しでも歯止めがかけられたらと願いながら、彼にとっては、ワンワン忠臣蔵だったのだろうと改めて思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする