フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

East of Eden

2008-11-01 20:23:19 | Weblog
このところ、なぜかエデンの東が思い出されます。もう何回となく見た映画ですけど。聖書を下敷きにしての青春映画なんですけどアダムとイブの子供カインとアベル。カインは、アベルを殺し放浪者となってエデンの東に住む。西洋からの東と言えばアジア。アジアの東の果てといえば日本。エデンの東といえば、日本のことなのか?それは、楽園の果てなのか、もしかすると最も住みよい安らぎの地なのか。聖書は、詳しく読んだことがないからよく知らないが、こんなこと想像してると面白いね。映画の中の台詞で「A man has a choice and the choice is what makes him aman.」(人は、生きる道を選べれる。その選択こそが、人としての値打ちなんだ。)キャルが病床の父アダムの傍でつぶやくアダムがいつも言ってた言葉。「僕は、生まれつき悪い子でそれは運命なんだと信じていたけどそうじゃないんだね」初めて、キャルが個という自覚を持った瞬間。映画では、病室で暗い照明で、ボソボソと言うから見逃しがちなんだけどここが大事だったんだね。いつも、大豆畑で転がっているキャルとか、遊園地でのアブラ。列車の上でセーターをかき寄せて寒さに震えるキャルを思い出すだけだったけど、この言葉、もっとはやく、気がついていればよかった。でもしかたがないか、英語が少し分かるようになったのは、最近のことだからね。それにしても、ジェームスディ-ンは、素晴らしい。
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