フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

flight

2008-11-03 11:07:20 | Weblog
パンプがいなくなったのは、昨日の午後の8:50くらいのことでした。マーチンがお風呂に入れにきてくれて発覚したのでした。パンプが玄関で「お世話様でした。それじゃぁ」と言って遊んでいたのは知ってました。玄関のセンサーが反応してましたのでマーチンとこのモニターに映っていると安心してました。出て行ってもマーチンとこまでと最近はそうでしたから。それが、見事いません。マーチンは「篤姫」を見ていてモニターにきずかなかったとのことです。それから近所をグルっと見て回ったのですがいません。マーチンとタンちゃんと3人で探すことにしました。いくらなんでも、すぐに警察には言えません。もう何回もお世話になってますから。服装は、青と緑のワンピースシャツに水色の毛糸のパンツ。どうしても、ズボンをはかなかったのでそのままにしてましたから。それに、私のビルケンを履いて出て行ったのです。パコパコと言う足音は、マーチンが聞いていましたけど、私だと思っていたとのことでした。寒いカッコウで、大きな靴だからそんだけ遠くへ行ってないだろうと私が、西と北、マーチンが東、タンちゃんが南へと飛び立ちました。1時間位たっても見つかりません。やはり、警察の手を借りないと無理なようです。警察へ行くのは、もう嫌だったのですが、今まで、何回も行って迷惑かけているし、いろいろと聞かれるし、でも今回は、ビルケンがかかってるしと思って交番へ出かけたら、留守だった。ボタンを押したら、モニターに警官が映りますのでマイクでお話してください。と言うセットがあったのでボタンを押したが、映らない。夜遅いと閉店なのか?と思ってもう一度試しに押して見た。結果は同じだった。役立たないなとブツブツ言いながら、隣の電話の受話器を持ち上げるとパトカーに繋がった。赫々云々と申し上げると「たった今、通行人から一報がありまして身柄を確保した老人がいますが、服装がちょっと違いますがパンツの色が同じですからちょっと確認していただけますか?本署に連れて行くついでにそちらに寄りますから」と言った。待つこと15分。パトカー到着。見るとパンプが後部座席に座っていた。シートベルトも着けずに。「母です」と言ってドアを開けてもらうと「何にも言ってくれんし、困ってました」と警官。なるほど服が違っている。シャツの上からフリースのプルオーバーを着て、腰には、小さなマフラーを巻いてました。出かける時に自分で身に付けたようです。それで、完全黙秘。なんか悪いテレビでも見たのかな。ハイ降りてと警官が言ったら、今度は、降りない。「またはじまった」人の顔見て、にっと笑って、降りない。俺は、泊めてもらってもいいんだけど。ビルケン脱がしてからと思ったけど警察も困るとのことで、マーチンに車椅子を持って来てもらった。そしたら、サット車椅子に乗ってやれやれです。さぁ、帰るよと車椅子を押して警官に「助かりました」と言うと、警官が「こっちも助かりました」といった。本当にすみません。家に帰ると、今度は、ビルケンを脱がない。仕方ないので土足であげてダイニングで脱がすといやいや脱いだ。どうも、歩きやすいらしい。パンプにもビルケン買ってやるかなと思ったけど足にちょうどのビルケンならどこまでも行きそうだから考えておくことにした。パンツ脱がせてお風呂場に連れて行くと断りもなしにオシッコをした。あーヤレヤレ。疲れ果てて、今朝は、9時に目が覚めた。犬の散歩から帰ってみると、パンプは、もうばななへ行ってた。タフだね。
コメント (2)
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