フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

そろそろ梅雨か

2009-05-24 18:25:25 | Weblog
写真は撮ってないけどたち葵が咲いていて蕾を数えたらまだ28個あった。これが、てっぺんまで全部咲く頃には梅雨が明けると言われているから後何日で入梅かな。植物の体内時計は、大丈夫なのかな。雨の中で、この花が、一個づつ咲いていくのを確かめるのも好きなんだけど。そこにあるノンビリした時間が。そういえばラジオで落合恵子さんが(だったと思う)弱肉強食の競争社会に風穴を開けたいといってました。競争社会って1970年代に明確化されてきた形態だと記憶しているが、勿論素地は何年も前から繰り返されていたのだけれど比較的新しい形態なんだ。勿論西洋からの借り物に過ぎない。それまでの日本は、和をもって尊しとなす精神で独自の豊な精神社会を築いていて西洋の精神を借りず文明の力だけを拝借して独特の繁栄をしていたのだと思う。バカもかしこも同じ社会を共有して偉ぶらず、かしこぶらずで仲良く暮らしていた。ところがいまや格差は益々広がり、勝ち組み負け組みなど当の昔の表現となり、バカは暮らしていけず、かしこも何が賢いのかととわれクレバーでやり過ごしてきたものは、行き詰まっている。ここらで一服して考え直さなければ先に進めない。僕は、緑の中でノンビリと生をまっとうしたいから、高村光太郎のいうように「偉い人や、名高い人になろうとは決してするな。もって生まれたものを深くさぐって強く引き出す人になるんだ。それが、自然とこの世の中の役に立つ。」こんな人にわたしは、なりたいと思ってきた。この考えが、いま、あらためて必要じゃないかな。人間50年。倍にしても100年だからね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする