フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

僕らのフィールド

2014-02-07 09:10:58 | Weblog
僕らのフィールドは名もない道もないピークなんてどうでもいい山の中。たいていはふもとの小さな村の産直の店の近くで山を眺めていることが多いのだけど。昨日は市内は雨だった。だけど僕らのフィールドでは雪が降ってきた。

携帯のカメラでは捉え難かったが何回かチャレンジしてウマク撮れた。そんな僕のそばでどこかのオバサンがポケットからハンカチを取り出そうとしたとき一緒にポケットにあった小銭をばら撒いてあわてて拾ってトイレに行った。その連れも一緒にトイレに行った。あとをみたら100円玉が1枚彼女がさっき拾ってた道路に落ちていた。それを拾ってオバサンたちがトイレから出てくるのを待っていた。だけどお金の落ちた音を聞いただけで気にも留めてなかったからオバサンくらいしか覚えてなくてどんなオバサンだったか記憶が定かでなかった。トイレから出てきたらオレの前か後ろを通るだろうと思って雪の写真を撮っていたけどなかなか二人とも出てこない。大なのかな?着膨れて脱ぐのが大変なのか?ちびったのか?と彼女達にとって不都合なこと考えていると連れらしい人が出てきてジュースの自動販売機に行った。もう一人はまだでてこない。「クソたれてる場合じゃねぇぞ」なんて悪態をついてると小さなおばさんがベンチウォーマーみたいなものを翻して走って一目散に車に行った。声かける暇もない。自動販売機から小走りで来た連れのほうに声をかけて100円を渡した。そしたら車に行って伝えたらしくさっきのベンチウォーマーのオバサンが走り出てきてピョコンピョコンと頭を下げる。オバサンたちも雪見に来たのかな。このごろこういう探検ペア多いんだよね。有名な山にはオジサンもいるけど男はピークハンターが多いから無名な山には目もくれないがオバサンたちは前人未到という意識が強いのか危険に対し鈍いのか冒険心が高いのか思わぬところで出会うのは圧倒的にオバサンたちが多い。オバサンたちの車が山の方向へ行くのを見送りながら「ガンバレよ」と手を振った。
コメント
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