今朝の気温は10℃以下で、うすら寒い。
禅堂では、すでに老師・住職など3名が着座、
座ると同時に6時の梵鐘の音。
外では歓迎の「うぐいす」の音が続く。
いい雰囲気の中でのスタートでした。
しばらくして始まる老師のお話しは聞こえない、
「検単」と呼ばれる老師の検査、うしろを一巡、やはり緊張が走る瞬間です。
そして久々の「警策」を受ける、両手を合わせ首を少し傾ける、
同時にぴしゃり(痛くは無い)と。
本当は眠くなったときなどにお願いするためですが、
全員一律にうける、儀式かな。
そして無言の時間35分。
突然、老師のお話しが始まる、いまごろからの思いもありましたが・・・。
日常生活では、善・悪などいろいろな思い、行動を経験する、
そんな時、平静を保ち、今の自分を振り返る方法として、
「お釈迦様が坐禅を」お勧めになった、
そして幾草月、中国で学ばれた「道元禅師様」が帰国後
この教えを執筆、それが「普勧坐禅儀」である。
今日は、その全篇を解説しますと、
そして20分、座る時間の長いこと、さすが足の痛さを感じる時間でした。
「普勧坐禅儀」は、坐禅の具体方法等を含む心得の書。
坐禅3つの行動基本からその考え迄。
全部の解説は分かりよく、改めてとはいえ、意味のある時間となりました。
要は、「日常の生活にこうした基本の考えを心に行動してください」、と結ばれた。
終了の鐘一つまで、しっかり60分。
1炷(いつちゅう)40分を大きく超えての坐禅会。
座後の皆で頂くお茶とお菓子は、多岐の話題で盛り上がりました。
禅堂「義宣寺」近影。
ウエルカムの野鳥も