鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第187回】 営業マンの個人としての仕事

2011年07月06日 | 住宅コンサルタントとして
保険業界というのは、住宅業界と比較して、もっと人間臭いと個人的に思っています。

新しいお客様との出会いのために、会社として何らかの施策を打ってくれるかというと、
住宅業界と比較して全然少ない(というか、ほとんどない)と思います。

保険の代理店の営業マンは、自分のネットワークを広げ、
その人間関係をベースにプラスアルファ商品力で、契約を獲得するケースがほとんどです。

これが、そもそもの営業マンと言われる人の受注方法ではないか、と最近思うのです。

営業マンである以上、外部環境がどんな状況であったとしても、
年間で最低限、自分が達成すべき数字を達成する。

いろんな方々といいお付き合いをさせていただきながら、
何かあったらご相談をしていただける関係を構築する・・・。

昔の一流の営業マンは、こうしたことを当たり前のようにおこなっていたのです。

しかしながら、住宅業界では、いつの頃からかお客様との出会いをつくるのが会社の仕事、
というような認識になってしまいました・・・。

もちろん、会社としてはお客様に来ていただけるような企画を考えたり、
魅力的な商品を開発したりしなければなりませんが、
お客様との出会いを100%会社がつくる、という考えはちょっと行き過ぎかと思います。

会社は会社でやるべきことをやり、
営業マン個人は、自分のネットワークをコツコツとつくっていき、
その中から年間少しでもいいからお仕事をいただけるようにしておく。

こうした形が理想ではないかと思うのです。

自分が過去建てさせていただいたお客様。
自分の昔からの友人。
家族や子どもを通じて知り合った方。
近所にお住まいの方。
習い事や地域の活動などで知り合った方。

こうした方と良いお付き合いが出来ていますか?
こうした方から、個人的にお仕事の引き合いをいただくくらい、
頼りがいがある方だと思っていただいていますか?

営業マンの仕事の原点を忘れてはならない、と思う今日この頃です。
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