鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第198回】 愛社精神と愛社員精神

2011年07月17日 | 住宅コンサルタントとして
東日本大震災があって、日本の建築業界全体は、約2カ月近く現場が回っていませんでした。

住宅会社の現場が止まる。
資材が出て行かない。
当然ながら、サッシ店や建材店の売上も止まりました。

ビジネス上で考えれば、2011年は12カ月あるのではなく、10カ月しかない1年だということです。

当然ながら、住宅資材メーカーや問屋、建材店、住宅会社や工務店各社は、
今年1年の決算で売上を昨対比100%維持するのが難しい1年だと思います。

また、現状建築資材の販売会社では、近年の厳しい市況環境の中、
しっかりとした目的意識、目標を持って経営出来ている会社が少なくなっているのが現実です。

そんな環境、時代背景の中でも、
前向きに高いマインドで日々仕事に取り組めている会社も存在するのです。

「もっとお客様に満足していただくために、自分達はどんなことをすればいいのか?」
「昨年の売上をオーバーするために、どんなことにチャレンジすれば可能性がより高くなるか?」
というように、本当に前向きに日々仕事に取り組めていたりするのです。

そのベースにあるものは何かと考えれば、答えの1つに「愛社精神」が挙げられると思います。

環境は厳しいんですが、何とか数字をつくろうと、営業マンが各自工夫をして
少しでもお客様から注文をいただいてくる・・・。
また、社員さんが働きやすいよう、さらには売りやすいように
さまざまな環境を整え、さらには売りやすい商品を開発する・・・。

トップが社員さんのことを考えて行動し、さらに社員さんがそれに応えようと日々頑張る。
こういう会社さんが1社でも多くなり、そしてこういう会社さんの業績が良くなるお手伝いを
個人的にやっていきたいと思って、私自身も日々、仕事させていただいています。

愛社精神、愛社員精神がある会社は、美しいのです。
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