鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第197回】 新規客にそれほど頼らなくてもよい経営

2011年07月16日 | 住宅コンサルタントとして
昨日はとあるエリアの地元工務店さんに集まっていただいて、
個別のコンサルティングをしておりました。

合計4社の地元密着型工務店さんといろいろとお話していたのですが、
皆さん今年のお仕事の受注状況は、非常に良好です。

そもそも3年~5年、ずっと勉強会に参加して下さっている、とてもマインドの高い方たちなので、
基本的な考え方がとても合うのです。

小手先に頼る方、商売の王道を歩んでいただいていない方は、勉強会から脱落されていくので、
お付き合いの長い方は、皆さん本当に本質を理解されていらっしゃいます。
だから、今年も受注が順調なのでしょう。

地元密着型の年間棟数5棟前後の工務店さんで、OB様の満足度の高い会社というのは、
実は新規客にそれほど頼らなくとも、自然と仕事が埋まっていきます。

もちろん、見学会をやったり、モデルハウスを持ったりということを
それなりの受注棟数をやろうと思えばやらなくてはならないのですが、
自分達がご飯を食べていくだけのことを考えれば、OBさんからの紹介で十分なのです。

OBさんに愛されている工務店さんの場合、エアコンの取り付けに関しても、
家電量販店よりも高いのにもかかわらず、信頼関係だけで受注したり、
またOBさんのリフォームをさせていただいている中でお隣さんから受注したりと、
本当に地域の方々とつながっているのです。

商売の基本は、お客様に繰り返し買っていただくこと。
そしてお客様がお客様を連れて来て下さることです。

皆さんの会社は、新規のお客様だけに頼った経営になっていないでしょうか?
もしなっているとしたら、その原因は何だと思いますか?
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