鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第209回】 会社が変化し、成長する時

2011年07月28日 | 住宅コンサルタントとして
会社が今の現状に危機感を抱き、改革を起こそうとすれば、
トップ自身が変わるしかありません。

よく、「ウチの社員は危機感がなくて・・・」という経営者もいますが、
そもそも日頃から社員の人間性を高めるような共育をしていなければ、
スタッフはサラリーマン意識しか持たないケースが大半です。

ごく稀に、100人に1人程度でしょうか?
スタッフの中には、周囲が何も言わなくとも正しい危機意識を持ち、
組織がより良い方向に進むようにいろんな点で努力をしてくれる方もいますが、
そんな方と出会う確率は限りなくゼロに近いのです。

ですから、そういう偶然を待つよりは、まずはトップ自身が危機意識を持ち、
猛烈に勉強することが大切なのです。

そして、スタッフに正しいモノの考え方、正しい人生観のようなものを
伝えていかなくてはなりません。

スタッフに伝え、自身で考えてもらう機会を設け、
スタッフ自身に成長してもらうよう、働きかけ続けることが大切なのだと思います。

学校の勉強では、知識は教えてくれるでしょうが、
人生の知恵や生きていく上での軸となる考え方などは教えてくれません。

では、両親がそういうことを教えてくれているかと言えば、
そういう家庭も全体的には少なくなっているのではないか、と思います。

今、会社というものは、半分教育機関のような役割を果たす必要があるかと思います。
特に、地方都市の中小企業は・・・。

そうして、正しい危機感を持ち、会社が常に時代に合わせて変化していく組織こそが理想だと思います。

ただ、会社が確実に1段上のステージに上がった際、ついてこれない人が出てくることがあります。

どれだけ伝えても、どれだけ働きかけても、そのスタッフは変わらないし変われない・・・。

そうした時に、そのスタッフが去っていくことになったとしても、それはしょうがないのです。

必ず、やるべきことをやっていれば、
会社の成長に合わせて、また新たにふさわしい人との出会いがあるのです。
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