鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第196回】 一般の方の感性を持つ方とのふれあいが大切

2011年07月15日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、とあるクライアントでコンサルティング中、ポスティング用のチラシの話になりました。

私自身、数社のクライアントで定期的にポスティングを実施しており、
かなり効果が出たものから、イマイチの結果だったものまで含め、
いろんなパターンのチラシを考えて、形にしてきました。

昨日おじゃましていたエリアは、家に対する知識をお客様がすごくお持ちの地域で、
かなり建物訴求をしなければ、お客様が価値を感じてくれないのです。

で、過去のポスティング用のチラシで成功したものを並べ、
この地域のお客様の気持ちになって考えても、どれもイマイチなのです。

「どうしよう・・・。どれがいいかなぁ?」

と考えていたところ、クライアントの社長の奥様が、

「これ、いいね」

とおっしゃっていただいたのが、他のエリアでの完成見学会のチラシでした。

とてもハイイメージでつくったもので、私の発想では、こういうチラシのパターンは、
見どころがいっぱいの完成見学会、もしくはモデルハウスオープンのパターンなのですが、

「だって、これだったら、見たいと思うもんっ!」

という奥様の一言。
この発言に、私自身、
自分の中にある先入観があまりに強いことを
「ダメだ、これでは・・・」と反省しました。

日々の仕事に一所懸命取り組んでいると、
いつの間にか、業界の中の発想でしか物事を考えなくなってしまいがちです。

しかしながら、最終的に商売は、「お客様がどう感じ、どう考えるか」が大切であり、
業界のことに詳しい、詳しくないというのは、お客様にとってどうでもいいのです。

一般のお客様の視点でモノを見る癖付けが、最近出来ていないかもと反省しました。

一般の方の感性に触れることを皆さんは意識して出来ていますか?
コメント
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