鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2729回】 決定を先延ばしにしても、良いことはない

2018年06月20日 | 住宅コンサルタントとして
経営者の仕事でとても大切なことは、決定することです。

何をやるか?
何をやめるか?
何に投資するか?
その資金をどうするか?
どんなデザインにするのか?
そのデザインを誰に頼むのか?
このプロジェクトをいつまでに完了させるのか?
間に合わない時は、どうするのか?

経営判断とは、決定することの連続なのです。

その決定が、時に間違いとなることも結構な頻度であります。

その時も、中止するのか?
元のやり方に戻すのか?
という決定をしなければなりません。

会社として一つのことを決定するときに、
社員さんは時にピントが外れた意見を言ってくることもあるでしょう。
(経営者自身が、ピントがズレていることももちろんあるでしょう)

その時には、それを取り入れないことを決定し、
その理由も分かりやすく説明することで、少しずつ組織の考え方は統一感が出てくるのです。

社員さんのモチベーションが落ちるのは、
トップが決定を先延ばしし、しかも決定しない理由の説明が無い時です。

「何でウチの社長、決めないの?」
「どこに向かっているの?」
「あの人、何を考えているか、分からない・・・」

と社員さんが不安になってしまいます。

決定するためには決断力が必要な訳ですが、
それが欠けている経営者は、決断するトレーニングをひたすらすることが大切ですね。

ちなみに私、決断力はメチャあります。

料理のメニューを決めるのも、今日の服装を決めるのも、
長期休みにどこに行くのか、ということも、
どんなことにチャレンジするのかも、即決です。

そもそも決定した時点でそれがベストかどうかは分からない。
それがベストな決定だった、と決定後の努力や考え方で持っていくだけ、と分かっているからです。

そして判断ミスなんて誰にでもある、
決定したことが間違っていたら、それで経験値が上がる、と
決定したことが間違いでもプラスに捉えてしまうからです。

決断力が欠けている人は、失敗を恐れる。
後悔をしがちな体質なのかもしれません。

ですから、決断力を養うためには、ポジティブ思考を身につけることがポイントかもしれませんね。

皆さんは、決断力がありますか?
コメント
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