鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2721回】 これからのショールーム

2018年06月12日 | 住宅コンサルタントとして
これまでのリフォーム会社のショールームと言えば、
お客様が展示されているキッチンやバス、トイレについて、
その機能や丈夫さ、手入れのしやすさを確認するために存在していました。

そしてキッチンが何%オフだとか、材工でコミコミ78万円とか、
そういう展示をしているケースがほとんどでした。

まあ、今でも大半のリフォーム会社はこういう展示の仕方をしているのですが、
これだとホームセンターや家電量販店のリフォームとの戦いになって、
資本や集客力では勝てない地場のリフォーム会社は苦戦するでしょう。

そして仮に受注したとしても、単価が低いものしか受注できず、
結果、粗利益額も少ないので、経営もしんどくなっていくことでしょう。

こうしたリフォームを取り巻く問題に立ち向かうべく、
弊社が考える、次世代型のリフォームショールームを展開されているクライアント様に
昨日、お伺いしておりました。

結論から言うと、ショールームをガラッと変えたこと。
そしてWEBサイトで自社のありとあらゆる情報を発信していること。
更にはSNSでもやるべきことをやっていただいていることで、
お客様の層が大きく変わり、単価も変わり、
高額案件の成約率が飛躍的に上がっておられました。

一般的なリフォーム店とも競合せず、
大手ホームセンターや家電量販店のリフォームとも競合しない。

その最大のポイントは、やはりショールームにあるのです。

ショールームは、いわば自分たちが何が得意で何ができるのかを表現する場所。

そこにただ単に住設を単品で並べていても、意味が無いのです。

これからの地場リフォーム会社のショールームはこうあるべき、
という一つの形です。

ここに新しい展開をこれからはかっていくので、
お客様の来場がどれだけ増えていくのか、本当に楽しみです。
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