鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2732回】 住宅会社が成長していく上で欠かせないポイント

2018年06月23日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、お伺いしていたクライアント様は、今期、かなり好調です。

前期は苦戦されていましたが、見事に半年で立て直されました。

住宅会社として成長し、組織が大きくなると小回りがなかなか効かなくなったりします。
結果、業績が下がった際、すぐに手を打っても
現場でそれがお客様に対し、なかなか実行に移せないこともあります。

だから、業績の回復にやや時間がかかる。

でも昨日、お伺いしていたクライアント様は、たった半年で立て直された。

そのポイントはどこにあると思います?


一番のポイントは、中途で入社されてきた営業マンが2年目、3年目を迎え、
案敵的に受注をいただけるようになってきたということです。

業界を転々としている営業マンは、総じてクセがあり、素直でない人が多いですが、
そういう中途営業マンを各店の店長、それから会社がマネジメントできるようになってきたのです。

そして常に新しい商品を開発、改良する。
お客様に来ていただくための企画を立てて実行し改善する。
その結果、営業マンとして売りやすい環境が整っている訳です。

その辺の全国系の大手、それから大手ハウスメーカーよりもよっぽど将来性がある。

だから中途の営業マンが定着するのでしょう。
(もちろん、それだけではなく、会社や店長の努力もあるでしょう)

家は土地の形状や状況も違いますし、法的規制も土地によってさまざま。
ですから、新築ビジネスはパターン化しにくいビジネスの典型とも言えるでしょう。

だからスタッフの属人的な部分に頼るウエイトが大きいビジネスなのです。

スタッフが働きたいと思えるような環境づくり。
そして成果が出やすい商品やブランドイメージを持てている会社でないと、
スタッフさんの採用は難しいでしょう。

結局、会社が成長し続け、スタッフさんが定着してくれる会社をつくらないと
業績向上が難しいのです。

皆さんの会社は、スタッフさんの定着率が高まるよう、どんな取り組みをしているでしょうか?
コメント
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