鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2735回】 後輩を育てることは、先輩社員の使命

2018年06月26日 | 住宅コンサルタントとして
日本の全てのビジネスパーソンが認識しなくてはならないのは、
今の時代、人の採用が本当に難しくなっているということ。

ゆえに、昔のように先輩風を吹かせて、後輩に傲慢な態度を取って、
後輩が辞めることになったとしたら、それは罪なのです。

自部署だけでなく、他部署の後輩に意地の悪いことをする、
人間的におかしなオッサンも、その存在自体が罪となる時代。

会社に入社してくれた若い人を皆で育てていくということの重要性を理解できない先輩は、
ぶっちゃけた話、組織にとって不要とも言えるでしょう。

「今時の若い人は・・・」という言葉を頭の古い、固いオッサンはよく使いますが、
今の若い世代の方でも、自分が納得したことに対しては
しっかりと責任を持ってやってくれる方もたくさんおられます。

ただ、納得できないことに関しては、やる気が起こらない方は多いかもしれません。

ゆえに後輩を育てる上で重要になってくるのは、

「なぜその仕事をやらなくてはならないか?」
「なぜここまでのクオリティーでやらなくてはならないか?」
「なぜこの頻度でやらなくてはならないか?」

というようなことを納得してもらえるだけの説得力
、論理的なコミュニケーション能力だと言えるでしょう。

そういう能力を有している上司の下で、
有能な若者は育っていくのだと思います。

そして住宅会社は、最終的に社員さんの育成能力で勝負が決まる時代となるでしょう。

社員さんを育てる力が無い会社は、最後は困ることになるのです。

皆さんの会社は、若手社員の育成能力があるでしょうか?
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