鬼山竜也の住宅業界 商売の王道

良い家づくりに真剣に取り組んでいる方々が、お客様のためにより良い仕事が出来るようになるためのヒントになれば、嬉しいです。

【第2633回】 とっても嬉しいサプライズ

2018年03月16日 | 住宅コンサルタントとして
先日、自宅に帰ると、オフィスの机の上に、とっても素敵でお洒落な箱がありました。

そのセンスの良さに、中に何が入っているか分からなかったですし、
どなたからの送り物かも分からなかったのですが、
ジムで筋トレをして帰宅した後、家内から教えてもらいました。

それは私たち夫婦が、とても憧れていて、しかも大好きな方からの贈物でした。

その方と家内はインスタを始めた頃が同じ時期で、
そのセンスに魅かれ、家内はお友達にならせていただきました。

その方がハーブティーを扱われていて、
そのハーブティーを買わせていただいたりしていたのですが、
昨年、北海道に行く際に、その方と家内は初めてお会いし、
その人間性の高さやセンスの良さに、ますます魅かれたようです。

自宅にお招きして下さったり、
その方のご主人の運転でいろんなところにも連れていっていただいたり、
夜のお食事までごちそうになり、もう感謝の気持ちでいっぱいで、
家内はそのご夫妻にメロメロになっておりました。

私、そのことを家内から聞き、失礼かとは思いましたが
インスタでメお礼のメッセージを送らせていただいたのですが、
お忙しい中、わざわざご丁寧に返信までして下さり、
しかもその返信の中には、人としてのあたたかさと素敵な言葉が
たっぷりと詰まっておりました。

そのメッセージに、これまた私もメロメロに・・・。

私たち夫婦揃って憧れる、北海道にお住いの素敵なご夫婦。

その方から、とってもセンスの良い、素敵な箱に入ったクッキーだったのです。

そのクッキーを選ばれた理由も、私たちにはすぐに分かりましたが、

「もうさすが!」

と思わずにはいられないくらい、感動しました。

これが一流の方のサプライズなんだな、と
そのお心遣いのレベルに、本当に嬉しくなり、心がほっこりしておりました。

今年、夫婦揃って北海道に行きますが、
私はまだ、その素敵な方とそのご主人にお会いしておりません。

その時に是非、お会いできると嬉しい。

今年の大きな目標の一つです。

そしてまだまだ未熟で至らない点ばかりの人間ですが、
こうした素敵な方からいろんなことを学ばせていただき、
人間力を磨いていきたいと思っています。
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【第2632回】 人間性が高いと関わる全ての人から好かれるようになる

2018年03月15日 | 住宅コンサルタントとして
ビジネスパーソン、特に営業マンとしてとても悲しいことは、
業績はトップクラスの成果をずっと出していて、
更にお客様の評価もそこそこ高い。
でも、社内の評価は最悪、というパターン。

こういう営業マンは、仕事はできる訳です。
実際に数字を残しているので・・・。

しかしながら、身近な人から評価されないというのは、
人間性が低い、もしくは性格が悪いということなんですね。

横柄で、「結果を出しているから俺の言うことを聞け!」みたいな態度が出ていたり、
仕事を受けてやって下さる後工程の方の気持ちを理解できなかったりする訳です。

こういう仕事はできるけれど、横柄な営業マンは、
全員、見事に歳を重ねると売れなくなります。

これ、何十社で千人以上の営業マンを見てきた私が、確信しています。

若い間は、お客様と価値観が合うので通用しますが、
お客様と自分の年齢の差が出てくると、話がそこまで合わなくなるのです。

ですから、本人の専門家としての知識と人間性が
お客様に思いっきり見抜かれてしまう訳です。

だから40歳を超えたあたりから売れなくなっていくのですね。


一方、若い頃、すぐに芽が出なかったとしても、
コツコツと努力を重ね、少しずつ伸びてきた営業マン。

お客様はもちろんのこと、
その人と関わって仕事をした設計さんや工務さん、事務員さんなど
社内から評判も良い営業マンは、ずっと活躍してくれることが多いのです。

要するに営業マンとして長く活躍できるか、というポイントは、
その営業マンの人間性である、と言えるかと思います。

関わるみんなに気配りができ、自分の時間が奪われようとも、
お客様のため、働く仲間のために尽力できる、人間性の高い営業マン。

昨日、お伺いしていたクライアント様で、今年大ブレークした営業マンは、
まさにそういうタイプ。

社内のいろんな方からの評判がすこぶる良い20代。

将来が楽しみです。

こういう人間性の高いスタッフさんが業界内に増えていけば、
日本の住宅はもっと良くなるし、業界もより良くなっていくことでしょう。

そうした未来を目指して、今日も仕事に取り組みたいと思います。
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【第2631回】 ステキなビジネスパートナーさんとの出会い

2018年03月14日 | 住宅コンサルタントとして
クライアント様の業績向上や、クライアント様がより良い会社になっていただくための
さまざまなサポートは、私一人では到底できません。

ありとあらゆる部分により専門性が求められる時代、
私はマーケティングや営業、商品開発、情報の提供くらいしかできず、
その他はいろんな方の力を借りまくって、弊社は成立しております。

弊社で長年、ずっと探していたのは、一流のカメラマン。

プロのカメラマンといってもピンキリで、
センスが全く無い方もいたり、
センスはあるけれど、人として約束や納期を守らなかったりと
本当に良い方に出会う機会がありませんでした。

で昨日、ついに素敵なカメラマンさんを紹介していただけたのです。

私が長年、腐れ縁で一緒に仕事をしている、ビジネスパートナーさんに・・・。

もう腕はハンパありません。

私が最近見た中で、ダントツのクオリティーだった、あるカタログ。
その撮影を何とその方がされていた、というサプライズに、
小龍包屋さんの店内で大きな声が出てしまうくらい、衝撃でした。

家内と、

「これ、誰がコーディネートして、撮影したのかな?」
「このセンス、ハンパないよな~」

と感動していた、とある商品のカタログ。

それらをつくった方が目の前にいることに、もう猛烈に感動してしまいました。

建物の撮影のプロですので、建物の撮影はもちろん、
人物撮影に関しても素晴らしい技術で、
実際に撮影された写真を拝見して、もううっとり・・・。

その上、とても気さくで話しやすく、

「是非、弊社のビジネスパートナーさんになって下さい」

とその場でお願いしました。

今後、一緒にお仕事をさせていただくことになるでしょう。

真の一流の方と出会えることは、本当にありがたいですし、嬉しいです。

そういう方の考え方や仕事に対する姿勢などを教えていただく度に、
自分の未熟さが分かるからです。

一流の方との出会い、いつでも大歓迎ですので、
是非一流をご存知の方はご紹介して下さると嬉しいです。
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【第2630回】 健全な財務

2018年03月13日 | 住宅コンサルタントとして
損益計算書と貸借対照表の関係、自己資本比率や流動比率など、
財務に関して正しい知識、それからそれぞれがどういう因果関係があるかどうかを
しっかりと理解している経営者は、実は中小企業において多くないのでは、
と個人的に思っています。

マーケティング、ブランディング、コストダウン、人材採用&育成など
企業を経営していく上で大切なポイントは多々、ありますが、
財務を健全にし、安定した経営ができるようにするというのは、
何と言っても経営の基本だと思うのです。

各クライアント様の財務については、
アドバイスを求めていただければいつでもアドバイスをさせていただきます。
(毎期、しっかりと決算書を提出して下さるクライアント様もおられます)

私が財務諸表のどこを見て判断するかを簡単にまとめたいと思います。

まずは自己資本比率。
これは建築資材販売店様、住宅会社様共に30%以上、
そして50%以上が目指していただきたいと思っています。
(ただ、仕掛けどころで投資をした場合、一時的に自己資本比率が下がることはあります)

自己資本比率を高めるためのポイントは、
毎期、しっかりと利益を出し、税金を納めることと、
固定資産を必要以上に持たないことです。

固定資産を持ち、総資産が増えて自己資本比率が低くなると、
資金繰りが大変になってきます。

資金繰りが大変だと、経営者が先を見てじっくりと経営できなくなりますし、
現場も資金回収がメインの仕事になっては、お客様に支持されなくなりますよね?

ですから、資産はなるだけ持たない、増やさないということをオススメしています。

次に利益の源である粗利益率、そして粗利益額です。

本業の儲けである営業利益は、この粗利益額を従業員さんの人数で割った、
一人あたりの生産性に比例します。

建築資材販売店さんの場合、この数値が900万以上、
住宅会社さんの場合、1200万以上が理想だと思っています。

この生産性が低いと利益が残らず、次の投資をする軍資金が出てこないので、
完全に負け戦のスパイラルになってしまうのです。

一人あたりの生産性を高めるには、粗利益率、もしくは売上高を上げるか、
従業員さんの数を減らす、という選択肢しかありません。


そして財務的に利益が出やすいような体質にしていくことが最大のポイントです。

こうした財務のベースを理解できている経営者が、

今、自分たちはどこまで投資をしてよいのか?
社員さんを増やして良いかどうか?
コストを削らなければならないか?

というような経営判断ができるようになるのです。

会社の財務を健全にするために、どんなことに取り組めば良いでしょう?
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【第2629回】 信用と情報発信力が、なぜ必要な時代なのか?

2018年03月12日 | 住宅コンサルタントとして
キングコングの西野さんがその著書の中でもブログなどでも、
「信用が大事」「信用経済の時代」と、信用がとても大切だとおっしゃっておられます。

その理由について、腑に落ちて理解することが皆さんはできていますか?

ここを本当に深いところで理解できていないと本質を見失うようになるかと思います。

現代は情報に溢れ、一人あたりの情報処理能力をはるかに超える情報が
皆さんにも届いているかと思います。

レストランを探すにしても、子どもに通わせる塾を選ぶ際も、
とにかく情報が多すぎて、その多すぎる中から一つに絞ることがストレスなんです。

特にスマホアプリは、その傾向が強いそうです。

またこれは個人的な意見ですが、パソコンとか家電とか住宅など、
とにかく機能が複雑だったり、比較が簡単にできないものなども、
自分で調べて判断するのは面倒だと思っている方はそこそこいるかと・・・。

で、ネットでいろいろと検索しても、ネットにはフェイク情報も溢れていたり、
クチコミサイトも本当か嘘か、分からない時代になっている、
ということも結構な方が気づいている訳です。

こういう時代だからこそ、信用できる人のオススメが本当に重要になってくるんですね。

ですから、信用度の高い方のSNSやブログでの発信は、
広告よりもはるかに効果が高く、
信用度の高い方に信用される必要がある時代、とも言えるでしょう。

私、いつも考えるのは、「類は友をよぶ」ということ。

自分が出会いたい方、仲良くしたい方とご縁を頂戴するためには、
自分自身がそうした方と同じ特性を身につけなくてはならないと思うのです。

ということは、信用度が高い方と出会い、
更にそういう方に信用されるためには、
自分自身が信用される生き方、仕事の仕方をしなければならないということです。

更に信用度が高く、発信恵力が高い人から信用されることが最強なのですが、
そのためには自分の情報発信力を高めなくてはならない、ということです。

個人的な見解ですが、これが私自身、
信用と情報発信力を併せ持つことが大切だと思う理由です。

信用と情報発信力を持つ企業が勝つ、という時代なのです。

皆さんの会社には、この二つの要素があるでしょうか?
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【第2628回】 デザインの重要性を本当に理解できているか?

2018年03月11日 | 住宅コンサルタントとして
私、日本という国も日本人という民族も大好きですが、
日本でつくっているさまざまな製品のデザインはあまり好きではありません。

例えば洗剤や調味料、お菓子のパッケージデザイン、
看板や家電のデザイン、自動車やのデザイン(マツダだけはイケてますが・・・)など、
品質は良いのに、本当にデザインがダサいんですね。

それというのも、日本のオッサンのセンスがマジ、終わっているからだと思うのです。

ロハコという、アスクルの個人向けのサイトで、
いろんなメーカーがロハコ専用の商品をつくっているんですね。

その中でゆずポンのパッケージデザインをメチャメチャモダンにした商品があるのですが、
これ、デザインが決定するまで、上司(おそらくオッサン)が猛反対したそうなんですね。

「ゆずの色がついていないと、ゆずってわからないじゃないか!」

とその上司が言ったそうですが、デザインを担当したスタッフさんは、
キッチンの上に置いても、ワインの隣に並べても違和感が無いよう、
白と黒を基調としたモダンな色遣いにしたそうです。

結果、バカ売れ。

要するにオッサンは、過去の経験をもとに自分の主張をしているだけで、
実はお客様の気持ちを全然、分かっていない、ということなんです。

オッサンはオッサンの得意な分野があると思いますが、
少なくとも普通のセンスしかないオッサンは、
デザインの部分に口を出してはいけないでしょう。

若い感性を持っているスタッフに任せるべきことは任せる。
引くべきところは引く。

調味料や飲料、雑貨や家具など、デザイン性が良くなると
それを支持する人が増え、売上に直結する時代。

この時代の変化、消費者の変化を理解できず、
自分の主張をユーザーの嗜好よりも優先させてしまうオッサンは、
あっという間に淘汰されてしまうことでしょう。

デザインの重要性がますます増してきている今、
皆さんの会社はお客様の目につくありとあらゆるものを
洗練されたデザインにできているでしょうか?
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【第2627回】 部下、社員からの信用を得るには・・・

2018年03月10日 | 住宅コンサルタントとして
昔の日本と違って、働く人のモチベーションはお金だけではなくなってきています。

もちろん、収入も大切な要素ですが、
働き甲斐が無い職場や尊敬できない上司の下では、
高いお給料をもらっていたとしても、気持ちが続かなくなってきているのです。

社員さんの働くモチベーションとなっているのは、

1.会社の将来性
2.自分自身の成長
3.「この人、この会社についていこう!」という気になれる

ということがポイントとなっているような気がします。

そして特に3のウエイトが大きいような気がするのです。

3は、裏を返すと「人望がある」ということになるのですが、
今の時代、社員さんから人望を得ている経営者、上司には、ある特徴があります。

それは何かというと、自分自身の行動をオープンにしているということです。
そして部下に報告を求める以上に、自らが部下に報告し、情報を発信することです。

社員さんに日報提出を求めているのに、自分はコメントを記入しない。
社員さんには行先をホワイトボードに書きなさい、と言っているのに、
自分自身は行先を書かずに出掛け、しょっちゅう行方不明になっている。

どこで何をしているのか分からないのに、
いきなり目の前に現れて、それまで皆で決めてきたことを全否定するような上司だと、
社員さんのモチベーションは一気に下がるのです。

弊社のクライアントさまの中で、社員さん全員がどこで何をしているのか、
明確に見える化できている会社は、大抵うまくいっているような気がします。

そういう空気を浸透させるには、まずは人の上に立つ立場の人が率先して
自分のスケジュールをオープンにし、自分の情報を発信することです。

「俺、パソコンで入力するの、苦手だから・・・」

といってその業務を人に振ったりする上司は、これまた現場の人の心が離れたりするのです。

「ウチのリーダー、忙しいのに、キッチリとスケジュールを入力するし、
いろんなことを外で学んできても、それをちゃんと報告してくれる」

と、皆よりも基本的なことをキッチリやるからこそ、部下に信用されるのです。

社員さん、部下の方からの信用が集まって、最終的に人望になるのです。

人望とビジネスでどれだけパフォーマンスを出すかどうか、優秀かどうかは全くの別物。

仕事ができるから人望が集まる訳では無いのです。
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【第2626回】 嬉しい報告

2018年03月09日 | 住宅コンサルタントとして
私が2016年末に、各クライアント様にご提案をさせていただいた、
最新のビジネスモデル。

それに取り組んで下さり、
最も早くそのビジネスモデルをスタートして下さったクライアント様に
昨日、お伺いしておりました。

で、結論から言うと、非常に効果が出ております。

社長はもちろん、責任者の方、また現場の方々数名に直接、
教えていただいたので間違いないと思います。

オープンして3.5カ月ですが、すでに集客数に変化が出ているのです。

しかもお客様からも来やすい、と評価をいただいているらしく、
自然と商談に入っていける空気になっている、とのこと。

自分がイメージしていた通りの感じになってきました。


これまでの住宅会社の発想は通用しなくなり、
これまでの住宅会社の業態は滅びます。

総合展示場や単なる単独モデルハウス、移動型モデルハウスの時代は終わり、
この業態がスタンダードになっていくことでしょう。

エンドユーザーの行動の変化、価値の変化を捉え、
そこに合わせて業態を変えていく。

実はアパレルの世界では、とっくの昔に気づいていて、変化に適応済。

気づけて無かったのは、我々だけなのです。

広告が通用しなくなる時代。
クチコミの効果がより強くなっていく中、
このビジネスモデルはやはり最強のようです。


まだ取り組んでいただいていないクライアント様に
今年、これまで以上に強くお願いしていくことになると思います。

是非皆さん、取り組んで参りましょう!
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【第2625回】 勝てる土俵と育つしくみをつくるのが経営

2018年03月08日 | 住宅コンサルタントとして
マーケティングの視点で考えると、経営とは何か?

私なりの考えは、勝てる土俵をつくること。
その土俵でスタッフさんに相撲を取ってもらえれば、
成果が出やすくなり、スタッフさんも育ちます。

家づくりは、あまりにも決定することが多く、建築する土地の形状や規制もさまざま、
更にファッションと同じようにトレンドの変化が激しいので、自動化は本当に難しい。
(自動化できるような家づくりをやっていると、お客様の支持が集まらない)

ですから、スタッフさんが育つしくみを同時に考える必要があるのです。

ではスタッフさんが育ちやすい環境とは何か?

それは、営業であれば、多くのお客様が来場され、
抜群の環境で接客ができること。

設計であれば、上司も下で、とにかくたくさんの図面を作成すること。

監督であれば、あまりにも広すぎる守備範囲をいきなり全てやる、
というのは負荷がかかりすぎるので、
基礎なら基礎、建て方なら建て方と工程の一部分を集中的に管理してもらう、
ということではないかと思うのです。

すなわち、人は経験を積むことでしか成長しない。
そして成功体験し、お客様や上司、周囲の人に褒められることでモチベーションが上がる。

そういう環境をつくることが経営という仕事ではないかと思うのです。
(もちろん、資金繰り、採用と育成、新事業なども経営ですが)

ですから、私が今、お付き合いが長いクライアント様に提案することも、
基本的に勝てる土俵をつくるための提案が中心です。

その土俵をつくるには、経営者が同業種、異業種問わず、
土俵をつくるという視点でいろんな会社、お店、施設を見て回って、
エンドユーザーはどういうところに価値を感じ、何がユーザーを動かしているのか、
ということに敏感にならなくてはなりません。

エンドユーザーの変化に鈍感。
エンドユーザーが何に価値を感じるか、ということに無関心。
ユーザーの立場から物事を見ることができない経営者が苦戦します。

勝てる土俵。
皆さんの会社はつくることができていますか?
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【第2624回】 情報が多すぎるとは、どういうことか?

2018年03月07日 | 住宅コンサルタントとして
3月5日の日経MJは絶対に読んだ方が良いです。

といっても、おそらく日頃から私がお伝えしていることを理解して下さっている人だと
猛烈に刺さりまくり、気づきまくれる内容ですが、
感性が低い人だと何も感じないかもしれません・・・。

今の時代、情報が多すぎて、多くの情報を消化できない方が急増しています。

特に商品情報が多く、チェックするポイントが多いカテゴリーは、
エンドユーザーにはストレスになってしまうのです。

住宅も間違いなく、この条件に当てはまりますよね?


何が良くて何がダメなのか、分かりにくい商品ほど、
自分で調べるのがおっくうになり、自分が信頼する人のアドバイスを求めるようになるもの。

これ、違う視点から分析すると、売り手の一方的な売り込み、情報を
エンドユーザーはシャットアウトする、ということを意味します。

ですから、雑誌広告やチラシの効果はドンドン下がり、
もっと言うと飛び込み営業なんて全く効果が無くなってしまうということです。

こういうことが腹の底から分かっている経営者ほど、
何が無駄で何が成果が上がらないことなのか、判断できるでしょう。

逆にこうした社会の変化を理解できない経営者は、
効果が年々出にくくなるどぶ板営業を社員さんに指示し、
社員さんの疲弊を招くことになるでしょう。

過去、通用していたことが、
世の中の変化、エンドユーザーの変化により通用しなくなる時代。

信頼できる人からのオススメの情報の価値、
すなわちクチコミのパワーが今まで以上に増していくことは間違いないと思います。

ということは、企業が考えなくてはならないのは、
たくさんの方から信頼されるような人に、評価される住宅会社になるには、
どんなことに取り組んでいかなくてはならないか、ということ。

これ、感度が低いオッサンには理解できないことなんですね。

弊社のクライアント様の中でも、半数強の方しか理解できない領域ですが、
まずは理解できるクライアント様と成果を出して、
そのポイントをより多くの方に理解していただけるようにしていきたいと思っています。

ポイントを押さえている企業は、販促費を年々減らしていっても、
見込のお客様がたくさん出てくる時代になっています。

情報が多すぎる現代のユーザーさんの気持ち、どこまで理解できていますか?
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【第2623回】 「無責任は最低」という価値観を社内に植え付ける

2018年03月06日 | 住宅コンサルタントとして
鈍感で無責任な人って、残念ながらいます。

個人としてどれだけスキルが高くとも、
無責任という欠点を持っているだけで、人間性が著しく下がります。

ビジネスの世界における、最大の無責任は、
自分が所属している会社がお客様にご迷惑をおかけした際、

「いや、私、聞いてません」
「私、その件に関わっていないので、よくわかりません」
「私がやった訳ではないので・・・」

というように、自分の視点、立場で受け答えすることです。

自分自身も組織の一員。
全ての社員さんは、お客様からすれば会社を代表している訳です。

その会社の代表が

「私はよくわかりません」

と、ご迷惑をおかけしているお客様に対し、
まるで他人ごとのような対応をすることは
あってはならないことです。

でも実際、こういう無責任な対応をお客様に対ししてしまう人っているんですよね・・・。

頭、悪すぎです。


私、最初に勤めさせていただいた会社で、こうした基本を徹底的に学ばせていただきました。

営業は会社の代表として、お客様と接する。
会社の代表ですから、過去の担当者や工場、物流、施工など他部署が起こしたミスも
会社を代表し、お客様に謝罪し、即対応し、お客様にかけるご迷惑を最小限におさえる。

嘘をつかない。
一所懸命、熱意を持って仕事をする。
元気の良い挨拶。
すがすがしい応対。

全て、そうしたスタッフ一人ひとりの行動や態度、姿勢が
会社のイメージをつくっていくのです。

こうしたことって、社会人の常識だと思っていたのですが、
どうやらそうでもないみたいです。

皆さんの会社では、お客様の前に出るスタッフ一人ひとりが会社の代表である、
ということが常識になっているでしょうか?

そして「無責任は最低である」という価値観が定着しているでしょうか?
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【第2622回】 年齢を重ねるということ

2018年03月05日 | 住宅コンサルタントとして
全てのビジネスパーソンが知っておいた方が良い、
というか、そもそもそういう先のことを予測できないといけないと思いますが、
年齢を重ねると、その人を組織は使いにくくなりますよ、
という事実を知っておいた方が良いでしょう。

そしてエンドユーザーからは、相手にしてもらえなくなる確率が高くなる、
ということも合わせて知っておいた方が良いでしょう。

仏壇や園芸品などは別にして、消費の大半は10代~40代までの人に集中しています。
自分が年齢を重ねていくと、そのユーザーの価値観とのズレがどうしても生じる。

更に現場のリーダーや経営者も若返るのです。
すると、やはり年上の人は使いにくい訳です。
(特に頑固で変化を嫌うオッサンは、本当に使いにくい)

ですから、年齢を重ねていながら、努力を怠っていると、ドンドン居場所が無くなるのです。

こういうことを分かっていない人、結構いたりするんですね。


では、歳をとるということに対して、どういう対策を打たなくてはならないか?

そのポイントは3つしかないと思っています。

1.若いユーザーに適応できるよう、自分自身、若返る努力を怠らない
2.マネジメント能力を高め、リーダー、幹部として組織の発展に貢献する
3.柔らかくてかわいがられる人間性を身に着け、お客様と上司から可愛がられる

年齢を重ねていくと、代謝は悪くなりますから太りやすくなります。
肌もしわとシミが出来やすくなり、それだけで容姿がダウンします。
頭髪も年齢がモロに出るポイントです。

また、自分の興味があることとエンドユーザーの興味があることが乖離していくので、
お客様が楽しんで下さる商談がしにくくなったり、
性格が頑固で偏屈になったりしていくのです。

年齢を重ねても、組織やお客様に貢献できるよう、
常に自分自身を磨いておきたいものですね。
(←って、自分に言っています)
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【第2621回】 本番の前の準備で結果は決まっている

2018年03月04日 | 住宅コンサルタントとして
昨日は、3月からお付き合いをさせていただくことになった、
とあるエリアの住宅会社さんにはじめてお伺いしておりました。

既にそのエリアで一番店になられておられますが、
新しい展示場に出店したり、今の商品群をブラッシュアップする上で、
いろいろな提案をして欲しいということがきっかけで、お声掛けをしていただきました。

昨日、現地に着いて(といっても、電車に乗り遅れる、という失態をしてしまったのですが・・・)、
現在のモデルハウス2棟を見学させていただき、
更に現地でいろんなヒアリングをさせていただきました。

事前に私が予想していたことと、クライアント様の現状や建物のレベルに
結構な差がありました(良い意味で、です)。

自然素材の施工精度や建物のしつらえなんかも、
予想していたよりも全然良くて、正直、とても嬉しく思いました。

住宅会社はやはりメーカーですから、品質の良い建物を建てる、
ということが企業にとって最も基本中の基本。

施工に真剣に取り組まれていて、結果レベルも高く、
これなら安心して業績向上していただける、と感じました。

そしてモデルハウスを見学させていただいた後、昼食をはさみ、
今後の方向性についてミーティング。

そこで私、今後の新モデルハウスのコンセプトやテイスト、
更には営業手法について、ご提案をさせていただきました。

このクライアント様にもしっかりとした強みがあるのですが、
その強みをあまりお客様に訴求できていないのではないか?
伝え方も時代の流れに沿った、右脳に伝わるような伝え方ができるのではないか?
そして新しいモデルハウスに沿った営業手法を定着させる必要があるのではないか?

そんなことをご提案させていただいておりました。

実際にお伺いして他社状況を見ることで、
何をどう強化すべきかは、すぐに分かります。

これは自分自身、全国のいろんな会社を常に調査し、
更にはエンドユーザーの嗜好を研究しているからです。

すなわち、クライアント様のところに行く前の準備が大切、ということ。

全ての仕事って、同じではないかと思うのです。

料理人さんも、お客様が来られる前の仕込み段階で勝負は決まっていますし、
設計さんも良い設計をするためには、
プランニングに入る前にどれだけ良い建物、一流のデザインに触れているかだと思います。

営業マンも、お客様の前に出る前に、勝負の結果は決まっているのです。

日常の研鑽、準備で勝負は決まる。

皆さんは、本番前の準備、手を抜いていませんか?
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【第2620回】 頭が悪すぎる政治家&官僚

2018年03月03日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、仕事が終了した後、クライアント様の社長と
新幹線の待合室で国会中継を見ていました。

私、国会中継をリアルタイムで見たのが人生初でして
興味を持って見ておりましたが、
そもそもテレビで放映されているシーンを見て、
あんなに政治家とか、官僚の人たちっているのかな、と思いました。

しかもテレビに映っている、政治家や官僚の大半がダサすぎる・・・。

全く持って華のある人ってホント、ほとんどおられないですね。

で、国会中継でやっていたのが、たまたまなのか分かりませんが、
揚げ足を取ったり、過去の不正や不備を立憲民主党のF議員が質問する、というシーン。

それ、国会議員がやらなくとも、週刊文春とかに任せたらいいのでは?
と本気で思ってしまいました。

揚げ足取り、スキャンダルを暴く的なこと、国会議員の仕事なんですかね?

まあ、安部政権も脇が甘いのでしょうが、
でもあれが国会って、ちょっと子どもたちには見せられないでしょう。

レベル低すぎで、しかも生産性ゼロですもん。

そんな中、昨日、東京の某一流天ぷら店さんにお伺いしていたのですが、
お店の方にセッティングしていただいた個室の隣で、
官僚の人たちもプライベートで会食をしていたんです。
(ちなみに、キモイオッサンたちでした・・・。
まあ間違いなく家や車を売れない容姿、品の無い体系、ダサいファッションでした)

で、でかい声で、厚生労働省や財務省の悪口を言っているんですね。

そんな話、大声で言っていいのかな、と思いました。
ビジネスの世界で言うと、完全に非常識で低レベル。


で、個人的に思いますが、国会にそもそもあんなに多くの議員と役人、
それからあれだけの日数は必要なのか、と疑問を感じざるを得ません。

国会議員と役人合わせて、おそらく1000人近い人がいるのでしょうが、
あの人たちのギャラが1人平均1日10万円としても、
1億円があんなくだらない内容のために使われているって思うと、
期間も議員や役人の数、もっと減らせるやん、って思ってしまいます。

民間の感覚からいえば、あんな非生産的な会議をやっていたら、
会社なんてあっという間に潰れてしまいます。

でも大学を卒業した後、あの世界にずっといると、
それが常識になってしまうのでしょうかね・・・。


民間企業の会議は、国会を反面教師として、
少人数で意思決定を早くし、未来への対策だけに集中した会議にしたいですね。

過去の揚げ足を取るって、生産的ではないですから・・・。
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【第2619回】 心のこもった手紙の力

2018年03月02日 | 住宅コンサルタントとして
昨日、長男は高校の卒業式でした。

私、当然ながら行くことはできませんでしたが、
家内からの報告によると、みんなと笑顔で写真とか撮りまくり
楽しんでいたようです。

その後、子どもたちは子どもたちで食事をしたり、
親は親で京都のホテルでパーティーのようなものがあったらしいです。
(←本当に子どものことは家内任せ・・・)

で、先日一緒に食事に行った、長男の彼女から、
何と私たち夫婦にお手紙と手作りのクッキーをいただきました。

そのお手紙、直筆で心を込めて書いてくれた、というのが伝わってきます。

家内がラインで写真を送ってくれたのですが、
そのお手紙を読むと、本当に心打たれる内容で、
ちょっとオッサン的には泣けてくる感じです。

バトントワリングをされているのですが、
全国大会の前にいろいろと大変だったそうです。
それを長男が励ましたのか、応援したのか分からないのですが、
それで勇気づけられた、というようなことや、
これからもいろいろと二人の時間を楽しみたい、というようなことを
書いてくれていました。

あの無愛想でツンツンしている長男が、
本当に気の利いた言葉をかけたのか、あまりイメージができないのですが、
まあ、本当に何て素敵な方とお付き合いをさせていただけているんだ、
ということに、本当にありがたいと思います。

そして、長男だけでなく、家内や私と出会えたことにも本当に感謝しています、
という文章があったのですが、もう胸が熱くなり、涙が出てきました・・・。

心の籠った直筆の手紙。
手紙が持つパワーを改めて気づかせていただきました。

と同時に、18歳にして、何て素晴らしい人間性なんでしょう!

もし長男の彼女が何かを販売していたら、
金額を見ないでハンコを押してしまうくらい、
感動してしまいました。


人に対して純粋な気持ちでいること。
何事にも感謝の気持ちを忘れないこと。

それが人として、とても大切なことなのだと気づかせていただきました。

そして手紙が持つ力も・・・。

家内も私も、長男の彼女にメロメロです。

本当に素敵な方と我が家の長男はお付き合いをさせていただいていて、
もう感謝の気持ちでいっぱいでございます。

今日も一日、おかげさまでテンション高めでバリバリ仕事、できそうです。
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