「所信表明」から3日目、国会中継を楽しみにしていた画面に「安倍首相 辞意表明」のスーパーが出た。たまにある予定稿の誤送信、と思いながらも「もしや」とチャンネルを回した。どの画面にも同じ8文字があった。
1時間後、辞意表明の記者会見を見た。これが功半ばに権力から去る人の覇気を失った姿かと、1年の時の移ろいを感じた。
少し潤んだように見えた目、くやしさと寂しさが交錯しているように見て取った。
素人なりに、なぜ今、どうして今辞任表明なのか、会見を聞いても納得出来る表明にはなっていなかった。がそれを言っても始まらない。速やかに次の人に国の舵取りを託したい。ただ拙速は避けて欲しい。
庶民の声が届く政治、安心安全の将来が描けて国民の目は初めて世界に向く、と思っている。次の人に期待する。
(写真:安倍首相の辞任表明記者会見。NHK-TVより)