収穫までに88の手間がかかることから「米」という字が生まれたそうだが、多くの田は稲刈りが終り、田んぼは一休みしている。今年の収穫量はどんな値を示したのだろうか。
新米とは「収穫直後のお米」の表現だと考えるのだが、「今年収穫したお米」や「今年産米」をいうのが正しいらしい。秋に収穫されたお米を年末に新米です、といわれても「エッ」と一息いるのだろう。
長い時間と手間のかかった新米を今年は3軒のお家から頂いた。ありがたいことだ。妻は仏壇にお供えした。田畑のない我家では米を初め収穫する農作物はない。プランタンのねぎはよく育っているが収穫の表現は使えない。
新米を頂いた3軒のお家は専業農家ではない。実家で共同でと農に接しておられる方だ。喜びに弾む収穫の様子は皆さんブログで紹介されている。そして数日したら「新米です」と届いた。物ほしそうなコメントは書いていないのだが。
銀飯や白飯、子どものころの憧れの1つだった。その憧れはいつの間にか普通のこととなった。最近は銀飯に多種類の穀物を混ぜ「健康食」と呼ぶ。我家も時々その健康食が食卓に出る。好ましい味ではない。やはり銀飯が1番だ。
いつまでも「米の飯」がいただける農政を発足したばかりの内閣にお願いしたい。
(写真:収穫直後天日干しされた米、知人のブログから拝借)