日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

自費出版

2007年09月19日 | エッセイサロン


先日、ブログ開設1年の感想をアップした。そのなかで、読み直しのためにプリントした。それを重ねると「1冊の本」のように見える。遠い夢だがいつか自費出版したい、そんなことも書いた。

早速、同人代表のOさんから「1年分のブログを、自分へのご褒美として是非自費出版されては如何ですか。何ごともすべて自己満足でいいと思います。出来上がったものは、愛着があります。自分の分身でもあります」とコメントを頂いた。

読み直しのためで、出版など頭をかすめることもなくカラーの両面印刷をした。が、思い直してOさん自作の製本機をお借りして製本だけでもと考えたが、サイズが合わなかった。

そこで、自費出版に挑戦した。
先ず、1冊分を固定するためのクリップを購入した。これからが実作業。まず、プリントの1枚1枚を1冊分重ね揃え合わせる。何度か縦横を整えるうち、裁断したようにはいかないが一応のできばえになった。クリップで固定した。

綴じしろ部分に千枚通しで2箇所穴を開ける。紙がずれないように細心の注意で力を入れた。これもまずまずの貫通状態だった。ついで縫い糸で縛り固定、思っていたよりスムースに出来た。

背表紙部分のあて紙を作る。次にあて紙と背の部分を糊付けした。出来上がりの見栄えにも関わる所だが、何とかできた。最後に、先日おもしろ半分に作っていた表紙をつけて完成した。

糊の乾きを待って手にしパラパラとめくった。それなりに本らしい感触だ。
06年9月18日~12月31日、07年1月1日~6月30日までの2冊、合計250ページのB5版。目次も発刊の言葉もない質素な出版だったが、少しだけ感じるところがあった。Oさんの言われる「分身」を感じたのだろう。

書いて、印刷して、製本して、とすべて1人でやったことになる。本当の出版の喜びは先送りになったが、いい1日だった。家内は「本当の自費出版」と出金のないことを喜びながら、完成したばかりの橙色の表紙を開いていた。
(写真:それなりに本らしく見える自家製本)
コメント (6)
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