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万華鏡、感覚では分かっているが言葉では説明しにくい。「玩具のひとつ。3枚の長方形の鏡板を三角柱状に組み、色紙の小片などを入れ、筒を回しながら一方の端の小孔からのぞくと、美しい模様の見えるようにしたもの。錦眼鏡」(広辞苑)。
そんな意味を知って開催中の「錦帯橋万華鏡365 写真展」を訪れた。錦帯橋を中心にした1年間の行事や風景35枚が、整列したように展示されている。見終わると、一部と断ってあるが「錦帯橋の主な催し」に参加した気分だ。
今知られている行事や今は知られていない催しなども加えていき、365日、錦帯橋周辺の魅力を発掘し楽しんでもらう、そんなカレンダー作りをされている会の企画展、面白かった。初めてみた写真、つまり知らなかった行事も目にした。
その形や方法は違っても、郷土の魅力を多くの人に知ってもらう、見てもらう、そのために活動する人に出会えた。複数の知人も会に参加しているようだ。会場で撮影者に出会った。写真のシャープさとは違い、温厚そうな人柄だった。
(写真:錦帯橋万華鏡 365写真展の会場)