
B級グルメと銘打ったイベントが盛りだ。先日も県内のある市で開かれたB級グルメのニュースで「これだけの人出は経験したことがない」と地元の人がインタビューに答えていた。高位の評価を受けると、その後の繁盛が約束されるとか。
これから先の食料品の高騰が地球規模で起きると予測されている。人口増、異常気象、地域紛争、途上国の食生活の変化など、年金生活者個人ではどうしようもない条件が語られている。これといった解決策は今のところなさそうだ。
かたや、売る方も消費者をつかむ策をあれこれと講じる。スーパーの試食販売もそのひとつ。TVのCMと違い、大きさや香りを見たりかいだり、そして味わえる。休日などには店内のあちこちにあらわれる。全部回ると小食の人なら1食分くらいありそうだ。
日本人には珍しくない餅つき。先日、外国人の家族が立ち止まって珍しそうに眺めている。最近みえた基地に住む家族で初見なのだろうか。販売する人がひと口の大きさにして家族へさしだした。もぐもぐ口を動かしながら笑って首をかしげ立ち去った。帰国するまでに日本の食を好きになってくれるといいが。
(写真:外国人の家族が首を傾げつきたて餅のコーナー)