昨日、9時ころ家を出かけるときに雪はちらついてもいなかった。用を済まし外へ出ると辺りは一面真っ白、雪は風まかせで横に流れている。当然のことながら通りには人影は見えない。久々に雪が荒れる模様を見た。
昼過ぎから空模様が変わり、積もった雪もそれに合わせたかのように消え始め、夕方、家の周りは湿ってはいるが雪の降ったことを忘れさせていた。雪の予報は出ていたが、あの急な降り出しとその消えかた、夕立かにわか雨のようなあわただしさだった。静かに雪を愛でる時はなかったろう。
私はライトをつけて走った。右折ラインに止まり対向車をやり過ごした。そして対向の左折車線の車との距離を見計らいながらゆっくり右折をはじめた。ところが、対向車は左折しないで直進し、私の直前を走り去ったが、雪によるスピードへの配慮は感じなった。道路面の指定方向の白線は見えなかった。
知っている道とそうでない道、通り慣れた道とそうでない道、合わせてその日の気象に見合った運転を改めて思い知った、雪の交差点だった。
(写真:雪道の先頭は気を使う)