
パソコン講座のお手伝いを始めたころの補助記憶装置はFDだった。それがCDに変わり普及するとFDの使えないパソコンに変わる。そして現在の補助記憶装置の主流はUSBメモリーへと変わった。FDを初めて使用した時その記憶量に驚いたのが、技術の進歩はあっというまにそれを忘れさせる。
USBはコネクターを直接パソコン本体へ接続するだけで使用できる。大きさは長さ数センチで幅はコネクターよりやや広、持ち運びに便利で、素人の私は重宝している。個人情報を記憶したそれを紛失したというニュースはたまに目にする。紛失や破損には十分な気配りが必要だ。
USBメモリーのコネクター、何か人の顔に似ている。そう思って見ると、大きな両目はそのどれにも付いている。それが白目だったり黒目だったり、突き抜けたようであったりといろいろ。ちょっとしたくぼみが口の位置にあったり眉毛のようであったりする。まん中の筋は鼻筋の通ったいい男だろうか。
自分の顔がコネクターのように四角いから似た者同志、そう思うのかもしれない。ぐるりと並べると、どの顔も思っていることを言い合っているようにも見える。丁寧に扱っているつもりだが、使い手への愚痴かもしれない。それでストレスが解けるなら、しばらく円卓会議を続けさせよう。