
突然ですが、ユーカリといえばオーストラリアが浮かぶ。それに続いてコアラ。コアラはユーカリの葉を好んで食べる。数百種類あるユーカリの中で食べるのは数十種類の葉でそれも新芽を好むという。その訳を人に例えれば美食家だからという解説。コアラは映像でしかしらないが、可愛いと思う。
その「ユーカリの植栽試験地」が散歩コースの途中にある。説明板には広さは100平方メートルとある。そこは市内にある大手製紙工場の用地。奥まで見通せないので幾本あるか分からない。道路側の枝は切り落とされているが、葉はしっかり茂っている。並んで「モリシマアカマツ播種試験地」の掲示板もある。ことらもユーカリと同じ100平方メートル、文字からするとモリシマアカマツの「種子を播き育てる」試験地なのだろうか。
紙の主原料はパルプ。そのパルプを作るためには多くの木材を必要とする。紙の使用量はその国の文化のバロメーターのひとつである、と聞いたことがある。その文化を支え企業を継続させるためには伐採後への対応が重要であろうことは素人にもわかる。ユーカリは成長がとても速いという。そんな備えの試験地だろうか。合わせて地球温暖化の抑制にも寄与してほしいと、見上げながら通っている。