
新潟県佐渡市で放鳥されている国の特別天然記念物のトキ、最初に確認されていた巣から26日から27日にかけて3羽が巣立ったとことが確認されていた。自然界で38年ぶりに確認されたことを関係者はもとより、遠く離れた地でも映像を見ながら喜んでいた。
その巣立ちしたトキ、その飛ぶ姿を昼のニュース映像で見た。時間は午前6時過ぎという。その白い姿に思わず「よかった」、と、急いせデジカメに収めた。ぶれているいるが、急いだことと感動の手振れとしておこう。
トキの絶滅は捕獲による減少に加え環境変化によるなど、長い年月にわたる人の関与が原因だった。その環境回復に尽力された佐渡の皆さんの苦労が実った今朝の空ではなかったか、画面を見ながら思った。
本州唯一のナベツルの越冬地でも最近はその数が10羽をきっている。70年くらい前は300羽を越すナベツルが越冬したという。近代化とそれに伴う環境の変化はトキの絶滅と似ているのではないかと思う。越冬地では地域総出で環境改善に取り組まれている。有機農業復活に取り組まれていう報道に希望をかけたい。
一旦その種を失うとその回復は容易でないことを改めて教えられたトキの飛ぶ姿だった。
(写真:NHK-TVより)