市内の公共施設の駐車場はあっても狭いなど、車社会に対応した施設とは言い難いものがある。利用者は駐車場探しで集合時間に遅れるときもあるとか。管理者にはそれなりの言い分はあろうが、解消の策など聞いたことがないから、建て替えでもない限りこの状況は変わらないと思う。
だからといってマナー違反が許されることにはならない。視覚障害者誘導用の点字ブロック上への駐車。駐車禁と線表示してある。その上に堂々と車を置く神経が理解できない。止めた車の真正面に「黄色のブロックは視覚障害者誘導用です。ブロックの上や近くに自動車や自転車を置かないでください」と大きな立て看板が置いてある。
新聞閲覧室で目にしたのは数紙の新聞を膝に置いて別の新聞を読んでいる高齢の男性。読みたい新聞は膝にはなかったので用は済んだが、これもマナー違反だろう。閲覧室は居住性が良いので居眠りでなく爆睡近い人も時には見かける。持たれている新聞が気の毒な気がするが、まあ、閲覧者に迷惑をかけてはいない。
マナーは成人してから急に身につくものではない。子どものころから、いろいろな場所に見合った社会共通のマナーを親は子供に教えなければならない。ルールやマナーをおろそかにする行動は危険を呼ぶ。進化する社会には新しいマナーが誕生するだろう。年を重ねてきたが「人こそ人の鏡」という、これからも日々精進しなければと自分に言い聞かせた。