2014年10月16日 中国新聞「広場」掲載
ノーベル物理学賞に日本の3人が選ばれ、大きな感動をもらった。その発明の効果を、日常生活で無意識に使っていることに驚いている。
受賞理由の中に「20世紀は白熱電球が照らしたが、21世紀は発光ダイオード (LED)によって照らされる時代になるだろう」という選考委員の言葉があった。
白熱電球は日本のエジソンと評され、日本の電気事業の基礎を確立した岩国市出身の藤岡市助に連なる。
市助は日本の照明の先駆者たった。エジソンの白熱電灯発明を知り、これが今後の室内照明の方向性と見定め、今の東芝の前身となる電球製造の白熱舎を創設した。
白熱電球の下で蛍光灯が発明され、その明かりの下でLEDの研究が進み、実用化されノーベル賞に輝いた。
錦帯橋近くの公園に市助の銅像が立つ。その視線の先には、LEDが使われた照明用の電灯がある。今日の受賞を予測していたかのようなその姿を見ながら、郷土の先人の業績をあらためて誇りに思う。
ノーベル物理学賞に日本の3人が選ばれ、大きな感動をもらった。その発明の効果を、日常生活で無意識に使っていることに驚いている。
受賞理由の中に「20世紀は白熱電球が照らしたが、21世紀は発光ダイオード (LED)によって照らされる時代になるだろう」という選考委員の言葉があった。
白熱電球は日本のエジソンと評され、日本の電気事業の基礎を確立した岩国市出身の藤岡市助に連なる。
市助は日本の照明の先駆者たった。エジソンの白熱電灯発明を知り、これが今後の室内照明の方向性と見定め、今の東芝の前身となる電球製造の白熱舎を創設した。
白熱電球の下で蛍光灯が発明され、その明かりの下でLEDの研究が進み、実用化されノーベル賞に輝いた。
錦帯橋近くの公園に市助の銅像が立つ。その視線の先には、LEDが使われた照明用の電灯がある。今日の受賞を予測していたかのようなその姿を見ながら、郷土の先人の業績をあらためて誇りに思う。