
夕方のこと、いつものようにアサガオなどに「暑いのにご苦労さん」と水やりをしに庭に出る。西の方角の空に黒い雲が広がっている。辺りは急に薄暗くなり始めた。夕立で暑さが少し和らぎ花の水やりは免除されるなど期待を込めて見上げる。だが、最近の夕立は質が悪く強風に集中豪雨、時には雹を降らせるなど、災害含みでやって来るからちょっと心配する。
見ていること2,3分、自然界の誤操作だったのか、黒い雲はすぐに散り散りになり、青い空が顔を見せた。見ていて損をした、黒い雲に雨を期待したのは私一人では無かったと思うが裏切られた。水やりの暑さがいつもより強かったのは気のせいだろうか。
期待、「将来その事が実現すればいいと、当てにして待ち設けること(広辞苑)」、活用例に「期待を裏切る、期待に添う、成功を期待する」など、普通に日常会話で使われる言葉が載っている。裏切るは期待を掛けた当人に向いては言いづらい、添うは期待されることを知って応えるとき、期待するはよい事が実現することを願って励ます。
家族にも口外しないで秘かに期待して待つのは投稿の掲載。拙文の投稿を初めて9年目、何編くらい投稿したかは記憶にないが、パソコンには記録が残っている。未掲載分とこのブログの駄文をまとめ拙文集としてなら何冊かにはなる。仮にそう成ったとしたら拙文集にもならないとして期待を裏切ることだろう。