
台風一過の朝、少し涼いそよそよとした風が心地よい。雨と風ですっかりよどみのなくなった青空を、咲きたてのアサガオが残り少なくなった夏を惜しむかのように見上げている。
身近で被害はなかったものの、一夜明けての報道で台風15号による県内の被害の大きさに驚く。床上床下の浸水、護岸の崩れ、そのため美祢線はまたも不通に、倒木に停電と完全復旧は明日になるとか。停電で断水、スーパーはお休み。特異なところでは素麺流しのお店、停電で営業できず訪れた客に詫びている。客が「また来ます」と立ち去る。
実りの時期や収穫前の稲の被害も大きいとか。稲の被害は冠水や風による倒れくらいかと思っていたら、素人には目に見えないところで品質に影響する被害がある。米が大きくなり始めており籾も膨らんできた。強い風でその籾と籾が強く擦れあって傷つけあうという。収量にも影響と農家の人の話、籾が擦れあって被害の起きることを初めて知った。
台風襲来に備えて結わえたり取り外したものの復旧、大した作業ではないが後片づけをする。この際、暑さ対策の解除も1部済ませる。晴れてはいるが日ざしは柔らかく秋近しを感じる。アサガオの沢山の種が採種を待っているがもう少し咲かせてみよう。