日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

先端から秋

2015年08月18日 | 自然 季節


 「雨のあとは暑さが少しやわらぎましたのう」と声を掛けられた。ここ2、3日の朝夕はそんな感じが強いし、エアコンの使用時間も短くなった。先日の雨以降は猛暑日に見舞われていない。南の海上には強い台風2個が西方へ進んでいう。15号の進路については関心を持っておかないといけない。記録では8月の台風発生は平均5個、うち日本上陸は約1個という。8月は残り2週間ある、油断はできない。秋雨前線は日本の南岸に停滞している。

 日中に歩いてもひと時ほどの暑さは感じない。川筋の風は心地よい時もある。見上げると白くて薄い雲が伸びていて秋の空かと思い違いする昼間だった。そんな気のせいか、セミの鳴き声が夏を惜しむかのように気ぜわしく聞こえる。「シャイシャイシャイシャイ」「コーヒツクツクコーヒツクツク」「チョボヒーゲーチョボヒーゲー」。

 そんな気配を感じたのか公園のモミジの木の先端、上の方が赤く色変わりしている。紅葉に向かっての先陣をきっているようだ。日ごとにその度合いを増していくのだろう。そんなモミジの下を行きかう観光の人らの手にはソフトクリームが握られている。最近は暑くても寒くてもソフトクリームを持つ人を見かける時代に変わった。

 いつも撮らせてもらう銀杏の木も、ほんの少しだが黄味を帯びてきた。毎朝姿を見せくれたツバメ、南の住みかへ旅立ったのかいつのまにか見なくなった。自然界はいたるところに夏から次の季節へ準備している。稲のためのもう少し日照りが欲しいという農家の人の願いは叶えてほしい、伸びた朝顔の弦を巻きつけながら夕立雲を期待する。

 

 
コメント
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