日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

しち・ご・さん

2024年11月15日 | 回想

 「七五三」と書いて「しち・ご・さん」と読む。ずいぶん昔に教えられたがつい「ひち・ご・さん」と言っている。祝儀に用いる数の中の三つをとったもの、いう意味もある。そうだが、庶民的には「男子は3歳と5歳、女子は3歳と7歳とに当たる年の11月15日、つまり今日は氏神に参拝する行事」の日に当たる。

 我が家の七五三は孫の3歳の時が初めて。今から20年以上前になる。これが孫新聞創刊号の記事になっている。創刊後からそのころの様子がわかる。少し早く10月19日(実際は2歳10カ月)に済ませている。着物はママの選んだ物で初めて着たこと、平仮名が読めます、ママとパソコンで楽しく遊んでいます、11月にはパパとママと3人でディズニーランへ行きます。着物姿と赤い自転車に乗る写真を載せている。

 先日の日曜日に、親子とも着飾って手を繋ぎ氏神様への長い石段を、1段1段ゆっくりとした歩調で上っていく2組を見かけた。この神社は車で社殿の傍まで行けるが、こうして一足一足踏みしめて上ることが、先々で何かを生み出す糧になるだろう、どこのどなたか分からないのに、そう思いながら後ろ姿にエールを送った。

 写真館で撮った孫3歳の宮参りの記念写真、それを見ながら嫁から聞いた話を思い出す。小学校入学、7歳の宮参り、小中高大の各卒業式など記念写真の時期には必ず誘いがあったという。そうか、カメラが普及した今ならではの商い術だと思った。待っていては何もやってこないのだ。

 (今日の575) 石段を上る親子の七五三
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