
突然写真を見せられてこれは何の木かと聞かれても答えられないが、散歩道にあるので「銀杏の木」と応えられる。緑の葉が黄色くなり、実に臭いはあるが落ちれば拾われ季節の料理に使われるが冬到来で1枚残らず葉を落とす。やがて来る春を待っている。
そんな木の高い所に巣らしき物が掛かっている。下からは良くい分からないので撮ってスマホレンズにかざす。カラスの巣とだけの表示や、小枝やハンガーを使っているのでカラスと断定もあり、ハシボソカラスとカラスの種類を教えてくれるものある。そういえば、我が家の傍の電柱に作っていた巣に似ている様に思える。この時は電力会社の手で取り除いた。
カラスはあまり人から好かれる類ではない様に思う。怖いと思ったことがある。現役のころ、半年間、前泊含みで4日間の講習会へ参加した時のこと。宿を出て約20分、運動もかねて会場まで歩いた。途中に飲食店街があり、店外に置かれたポリ容器の残飯類をあさるカラスの群れは、ヒチコックの鳥そのものだった。首都東京なのに何とかならないのか、そんな事を思いながら歩いたことを思い出す。
「烏は賢い、いじめた者の顔を覚えて攻撃してくるからいじめるな」こんな話を子どものころに聞かされ、この歳になっても何となく記憶しているのはなぜだろう。カラスは外敵から身を守るため集団で寝る、その場所を塒という。早朝散歩をしているころ、夜明けごろに何十羽も飛び立つ様子を見ていたが不気味な光景だったことを思い出す。
(今日の575) 烏合之衆カラスさん達知ってるの