日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

外来語の言い換え

2017年02月08日 | 生活・ニュース

 カタカナ語と言えば外来語というのは正確でなくなった。近ごろは日本的な言い方もカタカナに変えて表記したり、意味不明のカタカナ語も蔓延している。どこかの首長はカタカナ語(英語)を多用していると指摘する人もある。首長だけでなく報道の世界でもカタカナ語が多い。グローバル化の表れと喜ばれるが、その意味が理解されているか否かが問題と思う。

 本箱の整理中に辞書類の間に変色した新聞の切り抜きが2枚挟まれていた。切り抜いた記憶はないが何かの思いがあったのだろう。鉛筆書きの日付は15年と16年前の2枚、どちらも国立国語研究所(当時)の「外来語の言い換え提案」。外来語が翻訳や説明もなく多用されることに警鐘を鳴らした、と受け取れる記事になっている。数多くの「外来語・言い換え語・意味」が一覧となっている。

 一覧の中にも、当時は認知度が低いとされたが今の理解度は別にして普通に使用されるようになった外来語もあり年月を感じる。アナリスト、コミット、スキーム、タイムラグ、リーフレットなど。また、定着度は高いが言い換えを促すものでリストに載っている「バリアフリー(障壁なし)、ライフサイクル(生涯過程)、ライフライン(生活線)、デイサービス(日帰り介護)」、ほかにも命や生命に関連する外来語もある。

 こうした言い換えの指摘に対し、今の高齢者は進んでいるから言い換えは必要ないという落語家。一方で、若者にも分かったふりをしているだけの人も多いというのは大学教授。明治以降に外来文化や思想の意味を理解できたのは努力して翻訳したからという考えには頷ける。あいまいな理解をさせないため注記や翻訳を教えてほしい。特に報道関係者には願いたい。
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大きなシャボン玉

2017年02月07日 | 陶芸

 知人から「新聞に大きゅうに載っとたで」と教えられ「何が」と問い返した。このところ、投稿したエッセイも載らずかといって悪さをして報道されるようなことには心当たりはない。格別のインタビューは勿論ない。聞けば、先月末に開催された市民活動カフェを扱った地元紙の写真に写っているという。

 出かけたついでに図書館へ回り、閲覧室で「日刊いわくに」新聞を開く。4段見出しの記事でフェスタの様子が要領よく載っている。数枚の写真の1枚に見慣れた顔がある。写真の説明は「巨大なシャボン玉を飛ばして遊ぶちびっ子たち」とある。会場の駐車場傍で、同僚考案中のシャボン玉液とそのための手作り用具で子どもらに楽しんでもらったひとコマ。

 シャボン玉は上手く風に乗れば3㍍くらいの長さにまで膨らむ。小さな子どもならすっぽりと覆いかぶせられる。多くの子どもがはしゃぎながら試み楽しんでくれた。楽しんでいる子に「順番待ちの次の人へ」と促すこともあり好評だった。花も恥じらいそうな人も無邪気に楽しんでくれた。あまりの人気にシャボン玉液はあっという間に尽きた。試作液は次回までに改善するという。

 長く大きな玉にする仕掛けは、輪にたっぷりと液を保たせる工夫がしてある。すると1度弾けても2度目が膨らみはじめる。うちわの骨を切り取って間隔を不揃いにすると大小さまざまな形の球が飛び出し、小さな子どもも振り回せて楽しんでくれた。時おり小雨の中で楽しんでくれ、高齢の身も楽しませてくれた子どもさんとその付き添いさん、心からありがとう。
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小枝のつぶやき

2017年02月06日 | 地域

 ひと仕事終え、すっかり葉を落とし思い切り青空に向かって小枝を広げひと休みしている大きな木。いや、のんびりしているように思えるが、本当は毛細血管のような小枝を通し、春の芽吹きに備えて冬の日差しをエネルギーに変えて蓄えている。誰に教えられたわけでもないが、自然の匠を引き継いでいる。

 そんな小枝を驚かせるかのように轟音を降り注ぎながら戦闘機が飛び去った。この地では先月、10機のステレス戦闘機が配備された。これは米国本土以外では初めてで、レーダーでの捕捉が困難という最新鋭戦闘機。ほかにもオスプレイは沖縄から頻繁に飛来している。また、最新型の早期警戒機E2Dも配備された。E2Dはステレス機能を保持する戦闘機も捕捉可能と報道されている。

 今年7月以降には厚木基地から艦載機移駐計画が進んでおり、現在の2倍、120機ほどの部隊構成となりこれは極東最大級の基地という。家が滑走路の延長に位置する知人は「1時間に6回爆音を浴びることもある。電話もTVも聞こえない。機数が倍増したらどうなる」と心配している。賭博法の世論調査、法に賛成の人も自分の住居地への施設建設反対は8割、防衛問題も同じ悩みを抱える。

 こうした飛行により騒音域は予測域をこえ広くなるというが、物言えぬ小枝は黙って轟音を聞いているのだろうか。風に揺れて擦れ合う小枝の音は「いやだいやだ」と聞こえる。その声を空に向かって広げ世の空気を揺さぶってくれぬか。
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笑顔の日

2017年02月05日 | 生活・ニュース

 いつものようにパソコンを起動させたら「今日は笑顔の日」と呼びかけている。不機嫌な朝を迎えたわけではないのに何故と思いながらクリック。今日2月5日は「2(に)と5(こ)の語呂あわせで、ニコニコという笑顔でいようという日」、日本記念日協会の記念日の中にあると教える。語呂合わせの記念日とはいえ気持よくさせてくれるなら歓迎だ。

 笑顔はその人を魅力的にさせ、外見だけでなく内面も良い人と思わせる。しかしニヤニヤしたり悦にいった薄笑いは笑顔に当たらない。子どものころ祖父母は「男は歯を見せて笑うな」とよく言っていた。その意味を解さないまま今になっている。私は笑わない、笑顔が少ないといわれるが、小さいころの聞き覚えが抑制になっているのだろうか。

 今日の笑顔は二つ。国民の義務のひとつである納税、還付金請求の確定申告を作る。今年は医療控除額が減った。喜ぶべきだが控除総額が減り、これは還付のいい材料にならない。これを救ってくれたのが後期高齢者医療保険料、身分不相応な金額が課税金額を引き下げてくれた。社会保険料とはいえ年金生活の我が家には高負担を感じる。とはいえ昨年より還付は少し増。

 二つ目は、手作りの巻きずしをいただいた。恵方巻は付き合いで購入先が決まっていて長らく我が家の手作りはなし。いただいた巻きずしの芯材の種類とその味付けに感心しながら美味しくいただき、2回目の節分を味わう。巻きずしの文字が初めて出てくるのは1750(寛永3)年ころという。1776(安永5)年ころにすだれ巻きとして今のスタイルになった。海苔は1700年前半に登場したというから、歴史的には寿司とほぼ同じ。ちなみに寿司に欠かせない海苔、その「海苔の記念日」は明日2月6日。
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春めく

2017年02月04日 | 自然 季節

 節分の翌日が立春、俳句を楽しむ知人が「立春、立夏、立秋、立冬は季語にあるが節分はない」と教えてくれたことをふと思い出した。たしなまない自分にはその意味は解りにくい。しかし、節分は各季節の変わり目をいうが、今は立春の前の日のみを節分と呼んでいる。すると季語としてはいらないのでは、と思いつく。句に節分を折り込めば冬の終わりと気づくのでは、と門外漢の勝手な思い。

 今日は暦通り寒気団が緩み春を感じるが、気象予報では次の週末にはこの地でも雪マークが出ている。寒が明けても本来の春の暖かさにならないどころか、寒気団の襲来もあるようだ。余寒、春寒しなどはこれからの寒暖差を表現するいい言葉だと思う。春近づくを感じる雪解けという言葉も待ちどうしい。

 立春になったからと言って草木が一気に芽吹き、生育するものではない。わかってはいるが、子どものころから見ている道沿いの桜の古木の枝々の蕾が喜んでいるように見えるのはひいき目線だろう。綺麗に刈られた畑の法面、やがてのぞき始める雑草は春の温かさを感じながら伸びるだろう。

 節分が過ぎるとやって来る大切な手続きがある、それは確定申告。納めすぎた税金返還のための手続き、現役のころ還付は楽しみだったが今もそれは同じ。先日、税務署から「確定申告のお知らせ」が届いた。マイナンバーの記載とそれを証明する方法があちこちに載っている。いよいよ個人情報で管理される春がやって来る。

 
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福は内だけ

2017年02月03日 | 生活・ニュース

 今日は節分、毎年、成田山新勝寺の節分会の豆まきのは映像が紹介される。国土安穏、万民豊楽、五穀豊穣、転禍為福の祈りをこめて、恒例の「開運豆まき」と、「特別追儺豆まき式」が盛大に行われる。風習として「福は内」のみ唱え「鬼は外」は唱えないそうだ。19年ぶりの日本出身横綱の稀勢の里らが豆まきとあって例年の2割増の人らが飛んでくる豆を逃がすまいと両手を広げる。

 その豆まきの豆、我が家では購読紙についてくるサービス豆、恵方巻にお供してくる豆、これだけで十分なので特別に手配はしない。恵方巻、その年の恵方を向いて巻きずしを丸ごと食べる風習、関西発祥というらしいが明確なルーツは定かでないという。関西でも伝統行事と言えるほどではなかったが、そこは商売人の街、全国に広まったという。

 今年の恵方は壬(みずのえ)で北北西という。試しに検索すると我が家から近い公共施設が目標と出る。これならが方角音痴でも間違わない。今年の巻きずしは豪華な具が芯というのはTV映像、お店のそれにはさほどの豪華さは見えなかった。食べ終えると、明日は立春、春の話もおかしくなくなった、とは暦の上もこと。残冬というよりか冬の最中の日本列島が放送されるが、草木には春近しの移り変わりも見え始める。

 がらりと変わって鬼がトラ柄のパンツをはいているわけ。鬼が出入りする鬼門の方角は北東、十二支の方角で表すと「丑と寅」の間。このことから鬼は「牛(丑)の角」を生やし「虎(寅)の皮のパンツを身に着けた姿」で描かれるようになったという。子どものころには豆をまいて鬼を追い払い、イワシとこんにゃくを食べ、ヒイラギの枝を玄関に、そんな節分をちょっと懐かしみながら成田山の人出映像に見入る。
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気持の伝え方

2017年02月02日 | 生活・ニュース

 政治家が政策を伝える方法はTPO、時と場所と場合によって異なることは教わってきた。誰に発するかでも同じ内容に微妙な差が生じるだろう。ところが140文字の世界へ思いのたけを発信、それも政治家とは思えない聞きづらい汚い言葉で一方的に発信する大統領の姿勢に多くの人が驚いている。G7で現在議長国の日本以外は危惧の念を発している。米国民の選んだ人だが、これまでとは大きく違う怖さを感じる。

 新聞を読みながらそんなことを思いブログを開く。タイトル「言葉の伝え方」という内容に感心した。それは、風邪を引き本調子でない義母が、朝食定番メニューの目玉焼きを残す。オムレツやだし巻きにしても残す。今朝、「しばらく卵はお休みします」と丁寧なご挨拶をもらった。「お母さん会社休むみたい、卵にも伝えておきます」と答えた。「いらなーい、食べたくない」と言われたらガックとくるがユーモアある義母の伝え方に心がほっこり。

 義母の「お休みします」も嫁のとっさの「卵に伝えておきます」の応えに双方のユーモア心を感じさせる。140文字に反応すればそれを上回る檄文が飛び交う空中戦はメディアを通して知る。見えない空中に発するのでなくマイクの前で発してほしい。心がほっこりした嫁は「言葉を大切にする人は人を大切にする人だと思います」と結んでいる。

 「書き手が自分の思いを書き過ぎたときには、人はそれを読まなくなる。それは主観を押し付けられた気分になるから」という短い言葉をメモしている。答えや応え、これもTPOで変わる、さらに凡人はその場の雰囲気や気持ちのありようでも変化する。冷静にユーモアをもって伝える、そのために学ぶことはこれからも多そうだ。
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84歳は曲がり角

2017年02月01日 | 生活・ニュース

 高齢ドライバーの高速道逆走、登校の列に突っ込む、視認や確認不足などで多くの死傷者が発生する事故が多発している。高齢者増もその一因になっているかもしれないが、それで済まされることではない。免許更新時の諸検査や講習、免許返納制度など対策はなされているが社会問題となるようでは困ったことだ。

 2015年に運転免許を更新した75歳以上の高齢ドライバーは約163万人という。私もその中の一人になる。警察庁発表では、認知機能検査では認知症や認知機能低下のおそれがあると判定される割合が、年齢とともに増加し84歳を境に半数を超えるという。全体でも、認知症や認知機能低下の恐れとされる高齢ドライバーは34.1%、3人に1人強となる。

 身の回りの免許更新者は高齢ドラーバーがほとんど、その更新検査には関心が高く経験者に問い合わせる。どんな検査がどのような方法で行われるかは大方の人が承知して参加している。そうした知識があったとしても検査を難なく通り抜けられるものではない。警察署での更新手続き、交付を受けたとこはほっとしたものだ。運転できないと日々の生活に大きな支障が発生する。

 これまで被害経験はあるが、1度も反則金や罰金を納めていないゴールド免許、これを傷つけないように慎重に運転することを心がけている。最近、高齢者の事故が多いからだろうが、車で出かけるとき毎回「気を付けて」と家内は口にする。これをめんどうくさがらずにハンドルを握っている。次の更新は来秋、安全運転に徹し、曲がり角年齢を下げないよう頑張ろう。
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