日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

乾燥注意報下の火事

2017年02月16日 | 地域

 16時まえ、防災無線で火事情報。勝手口を開けると向かいの寺の本堂そばに黒煙が高く上っている。煙の方へ走る、年配のご婦人が燃える家の中に入ろうとしている。気持がわからないでもないが危険、近くにいた人と必死に止めた。ようやく諦めてもらえた。時間にすればほんの僅か。

 燃えている2階建ての民家の隣はお寺、私はそこの門徒、急いで表に回る。すでに近所の人数名が荷物出し中、それを加勢する。門徒会館を火がかすめる、住居のキッチンの窓ガラスが破れる、手伝いながら乾燥注意報は出ている、木造の住宅密集地、すでに隣家に火は回っているなど心配は増す。一段落したところで「風が無くてよかった」、先日の大火を思い出しながら話しあった。

 この火事による人的な被害はないようだと聞き良かったと思う。近所の火事が多い、火事は何もかも残さずに持っていく、気をつけねばといつも思う。我が家は高齢者二人住まい、留守をする時は「ガス、TV、電気、冬場は暖房、AC」を消したことを確認して出かけている。

 火災予防思想をより広く普及させる平成28年度の防火標語は「消しましょう その火その時 その場所で」。たき火の後始末をする祖父が、燃えがらの周囲にたっぷり水をかけていた、まさに防火標語そのままだと思い出す。
コメント (10)
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