a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

密陽演劇祭Ⅰ -『セチュアンの善人』韓国公演-

2007-08-07 17:09:31 | 旅公演
8月1日(水)


いよいよ出発。
成田に集合だが、

今回の後発隊は14人と団体扱いにならないほど小規模。
手荷物も、自分の分だけだったりして、特に問題なく、

15時25分発、アシアナ航空103便にて出発。
機内食はプルコギ弁当。
チューブ入りのコチュジャンをたっぷりかけて、

韓国に行く雰囲気ごと味わう。
着陸の順番待ちで、だいぶ遅れて到着。
お迎えのチャコを不安にさせてしまったが、
無事再会。

さっそく頼もしくリムジンバスのチケットを買い、
一路、国鉄ソウル駅へ。
KTX出発までの小一時間は、

駅構内の食堂にて、それぞれ夕食。
ぼくはビビンバ冷麺を食べる。
みんなもそれぞれ、
韓国食を堪能。

写真
写真撮るの忘れたので、
雰囲気だけでも・・・。

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21時50分発、釜山行き。
新幹線と変わらない雰囲気だが、
座席を回すことができず、

真ん中だけが向かい合って4人席になっている。
わざわざその席を確保してくれていて、
車両ばらばらに4人ずつ座る。

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途中車内販売でビールを頼んだりしたが、
基本的には車窓も真っ暗なため、睡眠。
24時10分密陽着の予定が、

時間になっても着かない。
と思っていたら、唐突に駅。
停車と同時に車内アナウンス。

あわてて降車
あまりの急な感じで、心配になったが、

みんなの無事確認。

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密陽駅には、演劇祭のバスがお迎え。

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通訳兼コーディネーターのセイルさんと、
通訳ボランティアのイ・ミリさんがお迎えしてくれる。

ここで演劇祭の説明を色々受ける。


この演劇祭の30%くらいが主催者の劇団コリペの公演。

50人の劇団員が、仕込み、稽古、公演をし、
空いている人が交代で、
バスの運転から、何から、運営スタッフとなっている。

大学生たちの参加も多く、
今回我々の急遽の参加のため、
向かいの農協の倉庫に寝泊りするグループもある、とか。


できる限りの対応をしていただいていることがわかる。

とにかく、この演劇祭は、
駅からも車で10分チョイ、
周りには何もない。
ただ、ただ、演劇三昧を送るフェスティバルなのだ。

バスが着くと、
まだこの日の野外劇が終わってなくて、
コリペの『肝っ玉おっ母とその子どもたち』。

先発隊はここで見ているとのこと。
会場はまさに廃校跡。
懸念だった宿泊室には、
エアコンも今年から付いたということで、

これは、助かった。
日中はかなり暑いらしい。

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ちょっとしたビヤガーデンが開いていて、
(これももちろん、劇団員がやっている)

安い!

メニューが豊富とは言い難いが、
ビールが安くて、チヂミがあって、
から揚げがあって、
深夜2時まで営業中。

ここで先発隊と合流し、
とにかく呑む。
みんなで割り勘にして、
一人5000ウォンで余裕。
700円くらいってこと!

ピッチャーの生ビールが、
日本円で約1,100円くらい。安い!
気がつくと、深夜3時になっていて、お開き。

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奥の右の黄色いTシャツの女性が、
この日の野外公演『肝っ玉おっ母とその子どもたち』の主演。

僕らは観れなかったが、
先発隊は、かなりおもしろかったもよう。


明日は夜は仕込。
蚊は噂通り多く、早速刺されたりもした。

移動時間はかなりだったし、
どうも、暇な時間も多そうだけど、
夜も更けるほどおもしろくなりそうな予感。