a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

オンダ・・・。

2012-02-23 13:08:48 | 東京公演
今日の出演者紹介は、
朝鮮人役の男子トリオです。
チャンスとジョンファとともに、
朝鮮に帰ろうという若者たちです。

本多弘典


尾崎太郎


松本暁太郎


物語の核は、
これまで紹介してきた出演者たちが担うのですが、
しかし、
この演劇そのものを支えるのは、
彼らであることは間違いありません。
1月の稽古スタートから、
来る日も、来る日も、
熱血部活動のような日々を送ってきました。



坂手さんにみっちり鍛えられ、
そして、矢内原さんにさらにみっちり鍛えられてきました。
稽古の前、
稽古の後、
休憩中、
とにかく練習し、とにかく良く話していました。





当然、道具作りも自分たちでやるので、
徹夜した日もあります。
それでも、翌日は稽古です。
もうそれは、嫌になって、
 ↓ こんな風に逃げ出す人や、


 ↓ こんな風に死んだふりをする人も出てきました。


それでも、彼らのまじめさには頭が下がります。
不器用ながらも、率先して行動する太郎には、
彼の行動に励まされ、時に、癒され、
時に???でもありました。
「スンギルヒョン、スンギルヒョン」とスンギルになつき、
まぁ、よく酒も呑みに行ってましたね。
交流を深めていました。



一見シニカルな暁太郎だが、
実は熱血。
今回は、その部分が大いに刺激された稽古場だった。
稽古中に、こんなに表情が動く彼は、
初めてかもしれない。
太郎同様、韓国チームのメンバーとも、
交流を深めていた。
そういうのも大好きなのだ。



本多くんは、実はわりと謎。
いや、謎というか、不思議な雰囲気を持っている。
会話をしていると、どこかずれるときがある。
質問するんだけど、どうも思うような答えが返ってこない。
わざとはぐらかしているのではなく、
まじめに、そうなのだ。
今回は、その感じが良いアクセントになっている。
やると決めたら思い切りが良いのも悪くない。



そんな彼らの生きざまを、
どうか見に来てください。
いよいよ明日、初日です!!

ということで、今日の韓国語は「オンダ」。
本多くんとは関係ありません…。
来るという意味のハングルです。

明日は初日です。
ちなみに、初日は「チョンナル」です。
初日が来る、ということで「チョンナルオンダ」です。
この芝居でも、
「オンダ」は、印象的な言葉として残るのですが…。

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第2回日韓演劇フェスティバル参加
東京演劇アンサンブル公演 



鄭福根=作
石川樹里=訳
坂手洋二=演出

2月24日(金)19時
2月25日(土)14時/19時※
2月26日(日)14時
2月27日(月)19時★
2月28日(火)19時★
2月29日(水)14時/20時
3月 1日(木)19時※
3月 2日(金)19時※
3月 3日(土)14時
3月 4日(日)14時

※アフタートーク
2月25日(土)19時公演の後
作家・鄭福根(チョン・ボックン)×演出・坂手洋二
3月1日(木)19時公演の後
俳優・伊藤克×俳優・禹美花(ウ・ミファ)
3月2日(金)19時公演の後
俳優・原口久美子×俳優・鄭勝吉(チョン・スンギル)

入場料金
当日=4,500円
前売 一般=3,800円 学生=3,000円
★=Low Price Day=2,500円

ブレヒトの芝居小屋(西武新宿線・武蔵関駅徒歩7分)

◆スタッフ
音楽 大友良英
美術 加藤ちか
衣裳 緒方規矩子/西原梨恵
照明 竹林功
音響 島猛
振付 矢内原美邦
演出助手 赤澤ムック/志賀澤子
宣伝美術 沢野ひとし
レイアウト 奥秋圭
舞台監督 松下重人
制作 太田昭

◆キャスト

金潤植 チョン・スンギル
小野芳子 原口久美子
斉藤亮二 伊藤克
老婆 ウ・ミファ
李貞和 桑原睦
朴昌秀 大多和民樹

金仁植 本多弘典
李泳浩 尾崎太郎
崔満沫 松本暁太郎
趙 神成美忍
黄 天利早智
明玉 洪美玉
鈴木忠義 坂本勇樹
金田三郎 三木元太
森賢太郎 熊谷宏平

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