9時仕込。
まぁ、時間通りには、人は来ないよなー。
モルドバタイムは、だいたい15分遅れ。
ルーマニアタイムは、30分遅れか。
街の風景。
シビウのボウリング場。
日本と変わらない学校の体育館。
大きなトラスが組まれ、
客席も仮設されている。
設備としては問題ないが、
細かく不具合が各所であり、なかなか先に進まない。
特に吊りものが多い芝居なので、
照明との干渉が多く、
そのさばきに時間を要する。
昼食をはさんで、
吊りものが続く。
基本的に要求しない限り、
現地スタッフは手を出さないが、
1人が、ジニーという昇降できるはしご車のようなものを運転し、
ガンガン手伝う。
モルドバ同様、
こういう人に、助けられて仕事は進んでいく。
軍隊の食堂だそうな。
志賀重仁さんに連れられて。
これで450円くらい。
目途がついたと思ったら、
照明の回路系のトラブル。
点かない機材が結構出てくる。
ようやく、トラスが上がり、
基本舞台を仕込む。
モルドバでは2日仕込むことができたが、
シビウは、タイトな演劇祭。
初日ということで、
まるまる1日仕込み時間をもらえたことの方がラッキーだ。
夕食は、中華のお弁当。
味やら、触感やら、
日本で食べるのとは、微妙に違うが、
米は元気になる。
こちらに来て、初めて食べた“米”だ。
ちなみに“ライス”は食べている。
添え物としての“ライス”。
やはりそれは、日本人の知る“米”とは違う。
モルドバ、ルーマニアと、
食事がとにかく美味しく、口に合う。
だから、特に“米”が食べたい、と思ったことはない。
けれど、
偶然お弁当を作ってくれたのが中華ということで、
なるほど、“米”はうまいな、と。
さて、
夕食後、とにかく今日やるべきとこまでやりたい。
基本舞台、
屏風、
照明シュート……。
予想を越えて23時半、終了。
その後、音出しチェックが30分。
それでも、何とかこの日の仕事を終えました。
この日はもう一つ、
日本からの応援ツアーの方々も到着する。
シビウ空港に24時25分着。
くまと太郎と元太につきあってもらい、
ツアーの泊まるホテルロビーでいっぱい。
疲れてるけど、
こういう時間も必要だ。
深夜1時頃に到着。
小森さんを先頭に、3人のお客様。
長旅お疲れだと思うが、
意外と元気。
チェックインを見届ける。
明日はいよいよ、演劇祭での公演だ。