a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

2013年11月26日 長門市立深川中学校

2013-11-28 09:28:29 | 旅公演



出雲から移動して、山口県入り。
思ったより移動に時間がかかった。
到着すると、たくさんの先生たち!!
2階の体育館ということで、憂鬱だったけど、
こういう出迎えで、テンションは上がる。

体育館のサイズも大きめ、
生徒も400人を越える。
そして、このシリーズ初のテックス。
工事用の足場を使っての仕込みとなる。
移動と、2階と、大きいなどなど、
前日仕込は23時近くまで……。

今回は試験とのバッティングもあり、
仕込やバラシも含め、
あまり生徒たちと触れ合う機会がなくて、
その点はちょっとさみしかったかな。

それでも、今シリーズでは、
人数の多い学校。
大きな体育館のおかげで、
窮屈な感じもなく、
伸び伸びとした劇場空間となる。



この作品の体育館公演は、
舞台との一体感と距離感がとてもおもしろい。
いつものぼくらのホームであるブレヒトの芝居小屋が、
密着した濃密な空間であるのに対して、
体育館での公演は、
広々とした奥行きのある空間を感じさせてくれる。
特に照明のラインの美しさは秀逸で、
体育館を劇場に!
というこだわりを、堪能してもらえると思う。



純朴な中学生たちは、
振りはちょっと控えめでしたが、
一生懸命歌ってくれました。
やはり、体育館中で声が響くのは、
なかなか良い。
一般のお客さんがいなかったので、
ちょっともったいないくらいでした。
生徒たちは、どう見てくれたかなー。

バラシも先生方がたくさん手伝ってくれて、
2階体育館までの往復という、
まるで部活のサーキットトレーニングのような時間も、
短縮することができました。



余談ですが、
現地で頼んだイントレ業者の方が、
東京で昔芝居していたとのこと。
しかも、うちにいた俳優とやっていたとか。
いや、狭いな、この国は。