出雲から移動して、山口県入り。
思ったより移動に時間がかかった。
到着すると、たくさんの先生たち!!
2階の体育館ということで、憂鬱だったけど、
こういう出迎えで、テンションは上がる。
体育館のサイズも大きめ、
生徒も400人を越える。
そして、このシリーズ初のテックス。
工事用の足場を使っての仕込みとなる。
移動と、2階と、大きいなどなど、
前日仕込は23時近くまで……。
今回は試験とのバッティングもあり、
仕込やバラシも含め、
あまり生徒たちと触れ合う機会がなくて、
その点はちょっとさみしかったかな。
それでも、今シリーズでは、
人数の多い学校。
大きな体育館のおかげで、
窮屈な感じもなく、
伸び伸びとした劇場空間となる。
この作品の体育館公演は、
舞台との一体感と距離感がとてもおもしろい。
いつものぼくらのホームであるブレヒトの芝居小屋が、
密着した濃密な空間であるのに対して、
体育館での公演は、
広々とした奥行きのある空間を感じさせてくれる。
特に照明のラインの美しさは秀逸で、
体育館を劇場に!
というこだわりを、堪能してもらえると思う。
純朴な中学生たちは、
振りはちょっと控えめでしたが、
一生懸命歌ってくれました。
やはり、体育館中で声が響くのは、
なかなか良い。
一般のお客さんがいなかったので、
ちょっともったいないくらいでした。
生徒たちは、どう見てくれたかなー。
バラシも先生方がたくさん手伝ってくれて、
2階体育館までの往復という、
まるで部活のサーキットトレーニングのような時間も、
短縮することができました。
余談ですが、
現地で頼んだイントレ業者の方が、
東京で昔芝居していたとのこと。
しかも、うちにいた俳優とやっていたとか。
いや、狭いな、この国は。