a letter from Nobidome Raum TEE-BLOG

東京演劇アンサンブルの制作者が、見る、聞く、感じたことを書いています。その他、旅公演や、東京公演情報、稽古場情報など。

未必の故意のゆくえ~その4

2015-05-03 23:27:37 | 芝居小屋企画
あと約2週間後に本番!!!
ブログも本番に近づくにつれて更新回数多くしていきますので楽しみにして下さい♪

今回のキャスト紹介は、
結婚を約束しているこの二人!



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クミ子:山崎智子

彼女の持つ小道具、
ブタちゃんの貯金箱とそっくり!
...と稽古場では話題“笑

そんな可愛らしい姿からは想像もつかない程、
彼女の心に秘める想いの強さは凄まじい。

新しい芝居に向かって稽古を進めていく中で、
台本と格闘し、相手役と真正面から向かい合って出てくる彼女の台詞の豊かさにびっくりさせられます!

3月の劇団本公演『第三帝国の恐怖と貧困』の中の“箱”のシーンの時にも感じた、
彼女の役を通した切なさや悲しみから溢れる台詞には、
私自身稽古場で引き込まれ、
心が締め付けられて涙しそうになることも...
本人にはなんだか恥ずかしくて、
こういった話はしていませんが、
今回の稽古場でもそんなふうに引き込まれた事がたびたび。

彼女の演じるクミ子の人生をぜひ、観て心で感じてみて下さい!!!



江口イタル:坂本勇樹

乱暴者とは真逆な彼。

今はおやこ劇場を回っている劇場の旅公演『はらっぱのおはなし」では、
泣き虫のベースケ役の演じる“もっちゃん”こと坂本さん。

今回の芝居で演じる江口は、ベースケのような泣き虫と真逆な役どころ。

乱暴者・嫌われ者。
そんな彼は島民によって殺されてしまう。

彼の生きていた時を語るのは集団謀殺に関わった島民たち。
しかし、きっと、全てが真実とは言えないのかもしれない...

その劇中に出てこない、
彼の人生を恋人のクミ子と共に単語の繋がり(しりとり)で語られるシーンで感じて下さい。

彼の話す台詞はこのしりとりの部分だけですが、
1つ前の文章で紹介した智子が真正面から言葉を投げかけるのに対して、
戸惑いながらも受け止める。
そんな坂本さんの普段に垣間見える優しさと、
繊細さが創る素敵な場面です!

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未必の故意のキャスト紹介で定番になってきました!
お・ま・けのコーナーですよ(*´艸`*)

山崎智子の紹介で書きました、
ブタちゃんの貯金箱と
そっくりな写真です!


こんな可愛らしい二人が
芝居では別の一面を見せますので
ぜひ!ブレヒトの芝居小屋へ!!!


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文責:正木


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東京演劇アンサンブル スープ劇場Ⅷ
未必の故意

作=安部公房
上演台本・演出=尾崎太郎
照明=真壁知恵子
美術=三木元太
制作=太田昭
  

2015年5月17日(日) 14時 開演

ブレヒトの芝居小屋 全席自由

一般 1500円
ケンタウルスの会会員 1000円

■チケットのお申込みは、ticiket@tee.co.jp または 03-3920-5232 まで


出演
竹口範顕
本多弘典
雨宮大夢
和田響き
山智子
坂本勇樹
大多和民樹
浅井純彦
熊谷宏平
洪美玉
永野愛理
正木ひかり
篠原祐哉


『未必の故意』HP