空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

サービス業や警察官・医療関係者は「みんな」じゃないらしいですわよこの論者によれば

2017-11-24 12:00:00 | ノート
Huffpost 日本の皆さん。「国民総休日・働いてはいけない日」を作りませんか 「休むこと」は最低限の人間的活動に必須である 2017年11月20日 18時25分 JST | 更新 2017年11月21日 12時39分 JST 雨宮紫苑 フリーライター

でもその日はあいにくの日曜日で、スーパーは閉まっていました。ドイツをはじめキリスト教の国では、日曜日は「安息日」、つまり「休む日」なんです

 …宗教的な制約がないと実用きっつい、というあたりですかね。
 さて

一部のカフェやレストランなどのサービス業、警察官や医療関係者は働いてますが、基本的にみんな休みです。みーーーんな休みなんです

 さっそく矛盾するな、という突込みがおきるところだが、ポイントのひとつは、「一部のカフェやレストランなどのサービス業、警察官や医療関係者」が「みんな」に(あまり)入っていない点にある。

 一般の「みんな」が休むにあたって、その休息・娯楽を提供する人々は相当数が働かなければならない。特に医療関係者については、生き死にに関わり、いままさに危篤の患者もいるだろう、当然休めない。また、不埒な者はここぞと活動するかもしれない、小人閑居して不善をなすともいう。当然警察官も、「みんな」の安全を確保し、保障するために、休むわけにはいかない―。



(しかし頭悪そうな文体だな)

 …まあ、そうは思うのだが。このすぱーんと、何も考えずともさらっと流し読みできそうな、よく言えば軽やかな文章にこそ、自然な・無反省な感覚が現れているかと思われ、興味深いのである。「みんな」の幸福のために、汝「みんな以外」よ休日も働け―という本音が。

 酔わせるまでもなく、感情を激させるまでもなく、その本音がでろでろあふれ出すものかと思われるのである。



 わざと怒らせるという技法を多用されます向きもありまして、それで信用が上がり忠誠心が上がるとお思いだったらしいですわよ。

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