空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

誰か止めてあげて:社会学者候補生のアレ発言

2018-11-19 21:36:40 | ノート


日本人がいまだに加害者として反省など全くしていないことの証左」とはまた、無個性な決まり文句の繰り返しであり、才能を感じさせないものではある。あと戦後民主主義の全否定とか、まあいろんな人が泣くか怒るかするんじゃないかな。



 不快と言うか、悲しい、辛い思い出ですな。一応民主制的に選出したはずの国のトップがやらかすと、まあこんな具合に一般大衆が強制的に詰め腹切らされる、理不尽と言いたくなるような目に遭うの。このないまぜの、分析するのは結構辛い、身を切るような思考を積み上げるのを嫌うと―



 とまあ、こんなザマになるわけだ。



 …うん…。
 まあ、炎上すればまたコラムのネタになるのではあろう。大もうけはできそうにないとは思うが、ほそぼそと食う分については確保できそうな感もあり、個人の戦略としてそれなりにアリかな。



 せやから、もっと真面目にものを考え、より精緻な言葉を練り上げる努力をだな。




 とまあ…大変、その…「下品なネトウヨ」が使いそうな、レイシストが被差別対象を侮蔑侮辱するときに使いたがるような言葉を元気良く使っており、あのその、もうちょっとどうにか。




 とまあ、観察対象としては標準的な面白さを持っている。
 自分の言論には、関係する誰もが十分に時間をとって読解する価値があると確信し、そしてその理解に到達すると自分が予定するような見解に達するはずであると考えたりしている。そんな全能感にひたされた、思想的な選民思想の状態にある。
 そして自分には、相手が「本気で説得しにかかって」くるべき重要性があるのだと主張する。

 しかし
 
翼賛体制下で「無辜の人々」など本当に存在したのでしょうか?

 という恐るべき放言を―微妙な文脈の中で放り込める無感覚さは、本人の価値を端的に証明してしまっている感が。
 いやつまり当時の朝鮮半島の人々も同様に無辜じゃないと主張することにさえなるわけなのだが。
 …まあ、それはそれで、亡命政権の正統性を称揚する立場としては一貫性があるのだとは思うが、しかしさあ、その亡命政権さんが”祖国復帰”したあとの政界のぐっだぐだぶりと、朝鮮戦争になだれ込んだあとのアレっぷりを思いだすと、それこそ”草も生えない”レベルでアレなんだが…。

 とりあえず「保導連盟事件」「漢江人道橋爆破事件」「済州島四・三事件」とかどんびきするし、「国民防衛軍事件」なんか思い出せば、うん…翼賛体制下でも無辜の人々って、マジいるんじゃね?という気が多分にするんじゃないか…。









 ともあれ





 でまあ、仕事に戻るのである。
 しかしすげえなあ、社会学業界。
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1 コメント

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> 「国民防衛軍事件」 ()
2018-11-19 21:47:26
例えば「国民防衛軍事件」なんか、『国家存亡の危機だといって徴集した兵隊に支給するぶんの食料費・被服費を着服して作った政治資金で食う飯はうまいか?』とか問い詰めたくならんかな。
いやまあ、独裁政権下で兵隊になること自体

> 「翼賛体制下で「無辜の人々」など本当に存在したのでしょうか? 」

この観点からは、その独裁体制を支持する行為にほかならず、従って死ぬのも自業自得だと言うことになりかねないが、あまりに酷い見解じゃないかなあ…。
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