就職すべきか、どうか

WithNews ポスドクはつらいよ　結婚式で親族ドン引き「え…無職なの？」 2017年11月06日

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「不穏な検索キーワード」

　おもいっきり吹いた。

飛び抜けた秀才や天才でもないのに研究っぽいことを始めてしまい後戻りできなくなっている皆さん，こんにちは！

— えすえすマフラー作戰 (@ssmufler) 2017年11月3日

これはたいていの問題に共通していますが，ポイントオブノーリターンを過ぎてしまえば，あとは前に進む以外の選択肢がなくなるので迷うことはなくなりますよね。大丈夫，どう生きても人間はいつかかならず死にますから。ﾌﾌﾌ。

— えすえすマフラー作戰 (@ssmufler) 2017年11月3日

　博士コースに入った辺りでこーいうことを思うようになり、あとは連年、だんだん生気を失いつつこうした諦念を繰り返すようになる。

それにしても、今日は地方企業の方に会ったが、そこでは博士持ってる正社員で年収500万行くか行かないくらいらしい（40歳前後で）。だから都心部のポスドクたちに正社員として来てよと打診しても、誰からもレスポンスがなかったとか言ってた。ただ地方は物価安いし福利厚生も悪くないみたいだが。

— pkm (@tkmpkm1) 2017年10月28日

　田舎でしか過ごしていない私ですが、実際にこのとおりだと思います。

　―求職時代に東京暮らしのシミュをしましたが、部屋代だけで東京・8万・8畳　⇔　田舎政令指定都市・6万・8畳くらい×3＋ロフト＋駐車場、この時点でいろいろ「勝負あった」の一言ではないか。さしあたりこっちで8畳なら3.5万くらいだろうし、4x12=48万のぶん、額面が低くても見合うのである。

　とにかく、職がないと食えないし本も買えないし、売る山・売る畑・売れる骨董がないんなら、止むを得ず就職しておくとよい、と私は思う。いや、キャリアはそれで重大な影響を受けますけどね？

　原典を確かめてはいないが：

チャップリン自伝の中にあった一文。「私は本当に酷い貧乏人だったが、貧乏が創作の役に立ったことなど一度たりともない。貧乏は人の想像力をどんどん衰弱させる最悪の状況だ」。これは本当に、それに尽きると思う。

— E衛門(花も恥じらう女学生) (@gigigiemon) 2014, 5月 24

　と言うことかと思う。
　勿論、清貧と言う言葉もあるが、それは非常に難しい：

貧乏人相手の商売は大変なんだよ。使う金は少ないくせに”お客様気分”だから。金持ち相手の仕事はいいぜ？金払いはいい上に、こっちのことまで気遣ってくれる。清貧なんて嘘っぱちだね。商売やると分かる

— パートタイム防人（蛙?） (@yuki76y) 2016年12月16日

　…まあねえ。
　妥協点をどこにとるか、とか思ったわねえ。
　ポスドク問題を根本的に解決してやる！とかいうなら、政治家にでもなれ、って話だし。
　自分の学問はできるだけ維持して、それでも仲間を多少なりとも―というなら、まあ自分の就職を優先するかな。僕は仲間より、自分の就職を優先した。
　でまあ、こうなってこそ、非常勤講師さんの雇用をきらざるをえない末端教員の立場にもなり、そのなかでもどうにか非常勤さんの雇用を維持するための作戦を立てることができるわけでもあり。