空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

暫定政府側は汚職疑惑を否定する:ソマリア

2007-08-05 01:06:34 | ソマリア関連
 8月3日,SomaliNetの報道(Somalia: Government denies bribery allegation By Mohamed Abdi Farah)によれば:

 先の金曜,暫定政府は抑留者解放に関する贈収賄疑惑を,でっちあげの無根拠な主張だとして否定した。

 モガディシュ中央刑務所の警備長官,Abdulahi Moalimは,政府役人にも刑務官らんも,囚人解放のための賄賂など贈られてはいないと取材に答える。疑惑は元囚人が,その解放に際して政府が賄賂を取ったと非難したことから生じた由。

「政府が非難されている件は,これは正しくない。私は君たちに,誰も賄賂で解放されてはいないと話しているじゃないか。…これは私は,反政府プロパガンダの一種だと思うね」とMoalim長官は述べる。

 他方,ソマリア首都モガディシュは「今日は静かであって,首都では銃撃音も聞こえませんでした」。

 …首都では銃撃の音が聞こえませんでした,というのは特記事項…ですね,あの国では。
 その前日(2日)付けの報道では,砲弾が一般人の家屋を直撃し,母娘3人を殺害した―などというものもありました:

BBC news, Africa Civilians die in Mogadishu battle 2 August 2007

 反政府勢力と暫定政府側勢力との間に夜を徹しての戦闘。少なくとも8名が死亡。―「砲弾がある家に着弾してさ,母親とその二人の娘が死んだんだ」。死者の相当数は民間人の模様。

 そんな派手な戦闘をした後で,まったく静かなのは,寧ろ怖い感じです。嵐の前の静けさ,ということばを思い出します。

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