地獄の猛火が避難民を襲う：ソマリア

　ソマリア北東部，プントランドの都市，Bosasoの避難民キャンプで大火災発生。現地時間19日午前8時20分ごろ，避難シェルターなどが炎に包まれた。

Shabelle.net Somalia: A Huge fire engulfs a refugee camp in Bosaso Last Updated Sun Aug, 19 2007 08:30 am--Mogadishu Somalia

　このキャンプは「Camp Shabelle」と呼ばれ，ソマリア南部から逃れた数千のソマリ人が仮の宿りを求めているところ。現地からの初期の報告では，人命が失われたとは聞かれていない。

　警察が現地に到着した―ものの，消火器がない。消火しようとバケツを用いたというが―「不可能だよ」。火災の原因は未だ不明。というか8:20に確認された火事について8:30に書かれた記事に無茶を言ってはいけない。

　ボサソからはソマリアを去ってイェメンへ行こうと，毎月数百のソマリ人が移って来ている。

　この件によって懸念されることは：
1．さしあたりこの避難キャンプにおける生活が困難になる。
2．このキャンプはイェメンへの脱出に際して，ある種の基地機能を果たしていたものと思われる。この活動に不都合が出かねない。
3．今後新たな避難民受け入れは，少なくともしばらくの間は困難であろう。
　被災者―死者，負傷者―，直接的被害も大いに問題である。

　それでも諸君，8：20に確認された災害について，その10分後に報道が―現地語でなく，英語で―なされているのだ。報道機関の力強さ，士気の高さがここに感じられはしないだろうか。
　君，報道よ強くあれ。