空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

14歳の母と8歳の義母:アルゼンチン

2008-08-23 21:07:23 | Newsメモ・こぼればなし
 アルゼンチン首都ブエノスアイレスの下町で。

 あれあれ? 我が家のわんこは,そりゃあ仔犬を産んだばかりだが,なんで犬小屋から「おぎゃあ」とか聞こえるのかな? と,とある飼い主さんがわんこ小屋を見るとあらびっくり。人間の赤ちゃんが犬の寝床のなかにくるまってるじゃありませんか:

BBC Argentine dog saves abandoned baby  23 August 2008 By Daniel Schweimler

 謎の答えは,あんまりあることではないにせよ,大方の予想のつくような話です。

 下町で14歳の女の子が出産しちゃったのだ。処置にこまってパニックおこして,そこらの野っ原のゴミ捨て場に放り出してしまった。

 そこで現れたのが,授乳後の軽い散歩だったと思しき我等がLa Chinaさん8歳。ひょいっと掴むや,我が家に引っ張っていってわが子同様寝床に納めてあげたというわけ。熟女万歳。

 4kgほどの男の赤ちゃんは,多少の傷はありながらも(そりゃ犬に運ばれりゃ擦り傷くらい幾らでもつこう),咬み傷なんかありません。なんとも3000年の時を越え,これぞわが国のロムルスとレムスと,アルゼンチンは沸いてるそうです。

 尤も当のLa Chinaとしては,折角気に入ってつれてきた養子を奪われてか,あまりの突如の人気にびっくりしてか,食べ物がのどを通らないのだと。

 そうしたわけで,最近何時ぞやの資産家令嬢?の子捨て事件がblog書く人には人気のようですが,子供は鉄扉の中に閉じ込めておくより,野原に捨てた方がよいようですよ? うまくわんこに拾ってもらえれば,30年後にはローマを建国するくらいになるかもしれません。
 気立てのいいわんこが近くにいるかどうか,確認するのもお忘れなく。

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